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高校生がなんとかしてHSBCの口座を手に入れる ①

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仮想通貨は年をまたいで損益を持ち越せないのはご存知だろうか

仮想通貨の税金が最高55%というくそ

なんとかしてなるべく節税する方法を探したい。

簡単な節税は住民票を出して住民税を払わないことだけど・・・

1/1時点で日本にいなくて、住民票が国外にあれば住民税を支払わなくてもいいみたいだからこれで10%の節税ができる。
所得税の方は日本国内で発生した利益が所得税の対象になるみたいで国外に生活の基盤を置いていて、非住居者で日本に関係ない所で発生した利益は所得税として申告しなくていいみたい

仮想通貨のトレードもBitFlyerやCoinCheckの国内取引所じゃなくてBitMEXやBitFinexの海外の取引所でトレードすれば日本と関係ない所だから税金は発生しないのか。

為替も日本の認可されてない海外の取引所であればいいなのかな?
そこで利益を日本円にして日本の銀行に出金しようとすると国税庁から「お金入ったよね?」って刺される気がする。
となると全て国外で済ませちゃうのが一番理想的だな。

学校を辞めた高校生の日記に書いているけど、今香港にいる。

ちょうど香港にいるし来年から事業系にも手を出して稼ぐ予定だからそこらへんをやって見てもいいかもしれない。

まずは住民票からかな

しばらく外国にいる予定だから住民票の転出届けを親に出してもらおうと思う。

あとは香港に住んでることを証明をしないと。
調べて見ると「在留届」というものがあるらしい。
在留届は大使館や領事館に出すらしく、香港には在香港日本領事館が香港島のセントラルという場所にあるらしい。
早速在留届を出しに行くことに。

エクスチェンジスクエアの46階
高層ビルの上の方にあるんだな。
自分のイメージでは日本にあるやつみたいな建物一つ丸々どん。みたいな感じだったんだけど・・・まあいいや。

このエクスチェンジスクエアには色々あってスタバやHSBCの支店とか色々入ってる超高層ビルだ。

時間潰しには最適だな。

自分「香港にしばらくいる予定なので在留届を出したいのですけど、転出届けの写しとか必要ですか?」
領事館「在留届と転出届けは連動していないものですので・・・」
自分「え、じゃあ何もしなくても在留届は出せるんですか?」
領事館「問題ありません。在留届を出すのであればこちらに必要項目を記入してください。」

渡された紙には香港での滞在先を記入する欄が。

今は先生の周りに住んでいるが、コスト的な面できついから他のやすいところに移動する予定だ。
このままこの辺に住んでいると、金が尽きて星空公園ホテルか、ホテルエアポート難民か、ホテル・マクドナルド・ホームレスという3択になってしまう。
そういえばホームレスが24時間営業のマクドナルドで死亡してるのが4時間放置されてたってニュースがあったなぁ・・・
これ、住所を適当に書いておくと後でトラブりそうだ。

自分「正確な住所が今ちょっとわからないのでまた来ます」

そう言って領事館を後にした。

住民票の件は後でやるとして、海外で全てを終わらせられる方の準備をしないといけないな。

日本を使わないで手元にお金を入れるなら銀行口座を作らないと。
有名なところ・・・HSBCかな?

HSBCは日本では無名だけど世界で一番でかい銀行

だいたい国外旅行はこの口座あればどこでも出金できるって言われるレベル。

早速HSBCの口座を開設・・・と思ったけど、入り口でなんか言われた。

英語はほぼできないので何を言ってるのかは全くわからない。

「HSBCのカードを見せろ」的なことを言ってるぽいけど、そもそも口座作りに来たんだからカードなんか持ってるわけない。
結局わけのわからないまま追い出されてしまった。

後でわかったんだけど、そこの支店は「プレミア」のお客様専用だったみたい。

GoogleMAPで次に見つけたのがヤマティ?って駅の近く。
ここは対応が親切で一生懸命英語で色々と教えてくれようとした。

銀行員「ユー プレミア?」
自分「え?」
銀行員 「ユーハブ プレミアムカード?」


あー・・・これって、1500万円ぐらいぶっこまないと作れないプレミアムアカウントのカードか。
よく見るとHSBC Premierって書いてるし・・・


って色々と考えてると紙になんか書いてくれた。

モンコック?
モンコックに行けば口座が開けるのかな?
調べて見ると地下鉄で一駅なので歩いて行ってしまうことにした。

30分ほど待たされてカウンターへ。。
そもそも口座って英語でなんていうんだ?

自分「Hey Siri 口座 英語」

Siri「Ozawa」
違う。小澤じゃない。

自分「Hey siri 銀行口座 英語」
Siri「A bank account」
なるほど、Accountか

自分「あいうぉんと おーぷん あかうんと」
窓口「くぁswでfrgtyふじこlp」

何言ってんのか全くわからない。
自分も英語少しはできるけど、これ本当に英語か・・・?

自分「どぅー ゆ ぴーく いんぐりっしゅ?」
窓口「イエス、アイ、ドゥ!!○×▲□µç¬åø¨œ´!!」

マジわかんねーなこれ・・・ベトナムからカンボジアをチャリで走って来たことがあるぐらいの英語力(英検5級)だぜ?
30分ほど粘るも撃沈。

次の客が呼ばれてその見向きもされない。
これが「中国語訛りの英語」か。
俺の英語力がやばいのかな?
他の支店にも行って見る。

ちょっと田舎にあるYuen Longという地区へ。

香港の北西の端の方だ。
自分の住んでるところの近く
行ってみると思ったよりゴミゴミしてるけど結構栄えてる。

勇気を出して・・・間違えてプレミアムに突入。
エレベーターがあったから行ってみたら、プレミアムだった。
「カード見せろ」って言われたから今回はすぐにわかった。
気を取り直して下の階の受付へ。

自分「あい うぉんと おーぷん あかうんと」
窓口「おーけー、どぅーゆーはぶ香港ID?」
自分「のー、おんりーぱすぽーと」
窓口「おー^¬ß˚∆ß˚å¬åπø」

やっぱりわかんねーな。
聞き取りやすいけど、それでもやっぱりキツイ。

ただ、今回はカウンターじゃなくて、別のとこに通された。
口座開設は窓口じゃないんだな。
次から窓口通されたら間違いってことを覚えておこう。

んで・・・1時間ほど頑張ったが再度撃沈。

とりあえずこの日は帰って寝ることにした。

翌日、先生がよく行くボリュームたっぷりの店に朝ごはんを一緒に食べに行くことになってるので、そこで相談してみようと思う。

翌朝

「せんせー・・・心折れたっす、もう口座開設無理っす」

「残念だったな。無理なのがわかって収穫だったな。」

待て待て待て!!
可愛い生徒が香港で困ってるんだぞ!!
助けてよ先生!!

「先生、先生らしく生徒を助けてくれたりとかしないすかね・・・」

「俺の心に響けばな」

「ヘルプミープリーズ」

「日本語で喋れ、あと金以外は俺の心には届かん」

・・・無言のまま飯屋へ。飯が来てからもう一度話をして見る。

「あのですね。すげー頑張ったつもりなんですけど、全然ダメなんです!!」
「知ってる」
「銀行すでに四件も回ったんですけど!!」
「あー・・・それな、お前は口座作れないんだ。」
「はぁ?」

「なんでか教えて欲しいか?」

「はい」

「はうまっち?」

「・・・えー・・・金がないから色々金策してるのに・・・」

と、携帯で朝食の写真をツイートしてたら突然机が傾いた

先生の娘さんが机をヤクザ蹴りしたらしい。

「なんで避けないんだ!!」

いや、そんな無茶な・・・てか、俺、被害者。

服もズボンもオートミールまみれでぐちゃぐちゃになってしまった。

「・・・うーん、仕方ない。こっちで軽く翻訳してやるから、とりあえず銀座のHSBC行ってみるか?」
「え?作れないって言ってませんでした?」

「なぜ作れないのかがわかると思うぞ。着替えて銀座駅集合な!!」

先生が住んでるところの最寄駅は「香港にある銀座という名前の駅」らしい。

急いで銀座へ

そして先生と合流

そして10分にわたるやり取りのあと、突然キレ出す先生。
スタッフの態度が悪いなーとは思ってたけど、どういうことなの?
上司を呼び出し怒鳴りつけてる先生だが、相手は高圧的な態度を取り続けている。
キレて外に出て行く先生。

先生「ごめん、多分ここはもう絶対無理だわw迷惑な客認定されたぽいw」
俺「は?」
先生「いやー、英語がすげー下手なのに、『英語喋れない奴は客じゃねぇ』とか高圧的に言ってくるモンだから」
俺「いやいやいやいや」
先生「まぁ無理だったと」
俺「これじゃダメじゃないですか」
先生「んー・・・まぁダメな理由を教えてくれると思ったんだけどなぁ」
俺「どうしたらいいんですか」

しばらく考えてからどこかに電話する先生

先生「あ、ども、俺です。そろそろアレの時期だと思いまして。はい、はい、あ、今日今から?ちょっとお願いがあるんですけど・・・いや、そっちではなくてですね・・・」

何やら先生が交渉中。
安心の日本語だ。

先生「・・・午後、金持ちの日本人がイェンロンのHSBC行くからついてけ」
俺「え?でもイェンロンでも俺すでに断られてますけど」
先生「じゃあ諦めろ」
俺「・・・すみません・・・行きます」

午後

怖い顔のお金持ちのじいさんと再びHSBCイェンロン支店へ


なんとこのじいさん、俺より英語が怪しいかもしれない。
このじいさん、俺が止められたカウンターを顔パスして、番号札をもらってお茶を飲んでる。
HSBCのプレミアムはドリンクバーとかついてて飲み放題らしい。VIPだなぁ・・・

窓口に呼び出されて・・・
俺でもわかるレベルで会話が噛み合ってない気がする。
突然ドルの札束を懐から取り出して

「デポジット!!!」

と一言。
通じたみたい。

「ショーミー バランス!!!!」

窓口の人がごそごそとして残高の印刷された紙が出て来た。

じいさんその紙にちょこちょこ数字を書き込んで矢印を書いて
「プット イット エクスチェンジ!!!」

両替ができた。
これで通じるんだな・・・
じいさんすげぇ。

じいさん「んで、君は口座開きたいんだって?」
俺「はい」
じいさん「パスポート出して」
俺「あ、はいこれです。」

そしてスタッフに
「オープン、ヒズ、アカウント」

これで口座が開設できるのかと思いきや

なにやらごにょごにょ・・・

スタッフが紙とペンで一生懸命説明してくれた。
18って数字と、parent childとか書いてある。
ゼスチャーを駆使して話を聞いてみると、どうやら子供は一人では口座が作れないってことらしい。

口座開設に関する説明の紙をもらって追い出されてしまった。

じいさん「君まだ高校生なんか?頑張るなぁ・・・なんとかしてやりたいがこればかりはどうにもならないねぇ・・・」

というわけであえなく撤退。
しかし俺も一年後には18歳。
情報収集はしっかりしておきたい。

じいさんに一礼してその場を去る。

先生が『お前は口座が作れない』って言ってたのはこれのことかぁ・・・


帰ってもらった紙は翻訳して公開します(先生に翻訳してもらうので有料の予定)

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