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小胸筋の徹底解説

小胸筋は、肩関節に関係する筋の中で唯一付着する筋肉。上腕への付着を持たない。一部の繊維は烏口突起を介して烏口上腕靱帯と繊維を交差していることにより、肩甲骨を介して肩関節に多大な影響を及ぼし、肩関節の伸展・内転・外転(第一肢位)の運動制限に影響を及ぼす。また、烏口突起には小胸筋、烏口腕筋、上腕二頭筋短頭が付着していてこの3筋が烏口突起を引っ張ると肩甲骨は前傾する。

小胸筋の深部には、正中神経、腋窩動脈・腋窩静脈が走っているため、小胸筋の拘縮により胸郭出口症候群を発症することもある(小胸筋症候群・過外転症候群)触診する際は烏口突起に指を当てて、胸筋群に力を入れると収縮を確認することができる。

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