横山令奈さんのコンサートに行ってきました！
雨模様の日曜日の今日、横山令奈さんのコンサートに行ってきました！
横山令奈さんはイタリア在住のバイオリストで、2020年4月3日に、新型コロナウィルスが蔓延するイタリア北部のクレモナの鐘楼「トラッツォ」の上でバイオリンを演奏。それを聞いたクレモナの病院から依頼を受け、同月16日に病院屋上でバイオリンを演奏されました。その動画がYoutubeなどで配信され、大きな反響を呼びました。
今回、そのご縁で日本での凱旋講演が実現しました。
昨年の9月に吉野に、11月に熊野に一緒に行った友人の吉川滋さんから、1/24 大阪の豊中で横山玲奈さんのコンサートのチケットが余っていることをお聞きし、譲ってもらって一緒に聞くことになりました。
玲奈さんは、大阪の箕面市出身で、バイオリ二ストであるお父さんの横山莞五さんと莞五さんの弟子であるお母さんの（旧姓）清水玲子さんを両親に持ち、2歳年下に同じくバイオリ二ストの妹の亜美さんがおられます。
令奈さんは、2006年 18歳の時に、クレモナ国立クラウディオ音楽院に留学、亜美さんも2008年 18歳の時に 同じクレモナ国立クラウディオ音楽院し、お二人とも首席で卒業されています。
二人ともイタリアでバイオリ二ストとして活動されていたのですが、2012年にお母さんの玲子さんが他界され、お母さんが箕面で開かれていたバイオリン教室を引き継ぐために、妹の亜美さんが日本に帰国されました。
それ以来、イタリアと日本と場所は違いますが、プロのバイオリ二ストとしてお二人とも活動されています。
今回、令奈さんのクレモナ大病院の屋上からの演奏がきっかけで、日本での公演が決定、1月21日には、故郷の箕面市で、姉妹そろっての演奏会が実現しました。
そして今日の豊中市立文化芸術センターでの公園では、ピアニストの杉林岳さんとともに、あのクレモナ大病院からの演奏曲 モリコーネ：ガブリエルのオーボエと、鐘楼「トラッツォ」からのバッハ/グノー：アウ”ェ・マリアをはじめ、以下の曲が演奏されました。
【2020年1月24日 豊中公演での演奏曲】
シューベルト：ウ”ァイオリンとピアノのためのソナチネ 第1番 二長調 作品137の1
ブラームス：ピアノとウ”ァイオリンのためのソナタ 第3番 二短調 作品108
クライスラー：愛の喜び
クライスラー：愛の悲しみ
ドビュッシー：ウ”ァイオリンソナタ
マスネ：タイスの瞑想曲
サラサーテ：チゴイネルワイゼン 作品20
会場は、約700人程度でしょうか、約8割程度の入りでした。緻密かつ大胆で迫力があり、時には速く時には繊細でゆっくりした令奈さんと杉林さんの2時間にわたる渾身の演奏。ゆったりと流れる非日常の時間の中で、このようにリアルで世界最高レベルの演奏を聞ける有難さを感じておりました。
演目が終了したときには会場の拍手が鳴りやまず、結局、2曲もアンコールの曲を演奏していただきました。
イタリアでは、まだ、コロナの影響でこのような演奏会を開催することはいまだできないそうで、最後に、令奈さんから、以下のようなメッセージがありました。
「久しぶりに大勢の観衆の皆様の前で演奏することの有難さと感動をもらいました。このように芸術、音楽が、人々に希望と力を与えることを信じてバイオリンの道を進んできましたが、今日もそのことが間違っていなかったことを確信いたしました。これからもよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。」
あっという間の至福の時間が終わり、ホールを出ようとするとき、今日は一般客として来場されていた妹の横山亜美さんをロビーで発見。ちょうど吉川さんがお知り合いだったので、一緒に来られていた吉川さんの奥様、姪御さんと一緒にご挨拶させていただきました。
そして、明日の1月25日には、今回の日本での公演で最後になる令奈さん、亜美さん 姉妹共演コンサートが13時から配信されます。
せっかくの機会なので、聞きたいと思います。
コロナで厳しい状況にある日本、大阪の人々に元気を与えてくれる令奈さんの演奏をライブで聞くことができ、かけがえのない一日を過ごすことができました。
【関連リスト】
[1] クレモナ大病院の屋上からの演奏（2020/4/16) モリコーネ：ガブリエルのオーボエ
[2] クレモナの鐘楼「トラッツォ」からの演奏（2020/4/3) バッハ/グノー：アウ”ェ・マリア
[3] ブラームス Sonata n.3 J. Brahms - 横山令奈 - ディエゴ M. - from Cremona
[6] 命を繋ぐ祈りのヴァイオリン イタリア・クレモナの病院屋上から世界に届けた感動の調べ「横山令奈 ヴァイオリン・コンサート」
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