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本当の友人って実はこんな人。

友達は多いほど労力を必要とするもので、
若い頃は時間の融通も利いて体力もあって、
それこそ寝る間も惜しんで多くの友情を維持していくわけですが、
何故そこまで友達に固執してしまうのかというと、
一人であることが怖いんです。

自分の主体性にまだ自信がなく、
まだ 『自分は自分でいいんだ』 と
確信を持つことができないんですよ。
だから似た者同士が集まって、
『みんな一緒』 という親和欲求で安心を得ているわけです。

自分という存在に不安があればあるほど
多くの友達を必要とするわけですね。

しかし大人になるにしたがって、
自分という存在を受け入れるようになります。

次第に 『自分は自分でいいんだ』 
と思える、
『自分』 という存在が出来上がってきますので、自分に安心するための友達はいらなくなってくるんです。

余計な人間関係は最適化していくことになるので、
そうやって残った友達がお互いの違いを尊重し合える
『本当の友達』 になるわけですね。

気を付けなければいけないのが、
人間関係をリセットする悪癖を持っている人。
人は成長をするもので、
成長をすると過去の自分が随分と幼く思えたりするんですよね。

そんな過去の自分を嫌悪してしまうと、
過去の自分を知っている友人知人を
丸ごとリセットしてしまう人が結構いるんです。

携帯の友達リストを全て削除して
過去の自分を知っている人がいない環境に移り、
過去の自分もろとも全てを清算して
心機一転生まれ変わろうとするタイプですね。
それを繰り返していると、
過去の自分を知っている友達がいなくなってしまいます。

未熟だった自分が恥ずかしい気持ちはよくわかりますが、
本当の友達というものは、
ある意味親よりも恋人よりも
自分の恥ずかしい過去や汚点を
知っている人なんですよね(お互いにね)。

だからこそその人の前では格好をつける必要もなく、見栄を張る必要もなく、
強がる必要もない、
唯一心を許せる関係になれたりするんですよ。
過去の自分を嫌い自棄になって
人間関係を丸ごとリセットしないこと、
気を付けるのはその一点のみです。

後は成長にしたがい意図せずとも
人間関係は自然と最適化されていきます。
成り行きに任せていれば、いつの間にか
本当の友達はあなたの隣にいるでしょう。

人間関係とは不思議なもので、
『まさかこの人とこんなに深い関係になるとは思わなかった』
という人が、
生涯の友達になったりするものですからね。

そう思って日々を生きると感謝の気持ちが
いろんな人に生まれてきたりもします^ ^ 

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