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令和五年七月二十六日 三嶋大社(みしまたいしゃ) 静岡県三島市


子供の海水浴に沼津市の「らららサンビーチ」へ。深みはあるものの遊びやすいビーチである。子供は波がないのが物足りなかったようではあるが・・。その後、三島市に移動し、昼食。予定していなかった三嶋神社に参拝した。何の下調べもしていなかったため、この記事を書きながら確認する。

創建の時期は不明。古くより三島の地に鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残るという。ご祭神は、山森農産の守護神・山祇命(おおやまつみのみこと)と商・工・漁業者の厚い崇敬うける積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)、馴染み深い呼称では恵比須様。この二柱の神を総じて三嶋大明神(みしまだいみょうじん)と称する。

鳥居をくぐり参道を行くと左手に、源頼朝が元暦二年(1185)八月に放生会(ほうじょうえ)を行った「神池(しんち)」があり、その中に「厳島神社」が鎮座する。


さらに進むと「総門(そうもん)」が見えてくる。昭和六年三月竣功。初めて台湾檜が使用された昭和の神社建築の代表的建物の一つに数えられる。三島市指定文化財。


続いて「神門」。慶応三年(1867)竣功。こちらと次の「舞殿(ぶでん)」も三島市指定文化財。御殿と同じく伊豆の名工小沢半兵衛・希道父子一派による。


手水舎を経て「舞殿」へ。慶応三年(1867)竣功。年間を通じ様々な神事、奉納行事が執り行われる。


そして「本殿」。慶応二年(1866)竣功。国指定重要文化財。本殿・幣殿・拝殿、三つの建物が連なる複合社殿。総けやき素木造りで、先の小沢一派による彫刻は精緻で完成度が高いと言われる。



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