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令和五年七月ニ日 日前宮(にちぜんぐう) 和歌山県和歌山市


墓参りの前に徒歩で10分程の日前宮に。
今はその墓に眠る母がくも膜下で倒れた時、回復を願い参拝して以来なので、13年ぶりか・・。

前回から「今更ながら」が続くが、創建二千六百餘年のこちらの神社は、一つの境内に日前神宮(ひのくまじんぐう)と國懸神宮(くにかかすじんぐう)の二つ神社があり、昔から知る「日前宮」という名前は、二社の総称だったと今回初めて知る。

日前神宮の御祭神は、日前大神(ひのくまのおおかみ)。伊勢神宮内宮の神宝である八咫鏡と同等のものとされる「日像鏡(ひがたのかがみ)」を御神体とする。
つまり日前大神は、準皇祖神扱いの特別な神であると考えられていると言える。また伊勢国が大和国への東の出口に対して、日前宮は西の出口にあるため、伊勢神宮とほぼ同等の力を持っていたといわれている。

一方の國懸神宮は、國懸大神(くにかかすおおかみ)が御祭神。「日矛鏡(ひぼこのかがみ)」が御神体である。


日前宮はこんもりとした、ちょっとした森の中に鎮座する。その参道を行くと標識が現れる。まずは左の「日前神宮」に行ってみる。


手前に大きな木が見え、その先に鳥居と本殿がある。

参拝を済ませ、反対側の國懸神宮へ。こちらも同じく大きな木が見えてくる。
まったくの左右対称に造られているようだ。


次は摂社。天道根命(あめのみちねのみこと)が御祭神の「天道根神社(あめのみちねじんじゃ)」と名草姫命(なぐさひめのみこと)名草彦命(なぐさひこのみこと)が御祭神の「中言神社(なかごとじんじゃ)」。

天道根神社
中言神社


ここからは末社。
松平頼雄命(まつだいらよりかつのみこと)を御祭神とする「邦安神社(くにやすじんじゃ/左)と野槌神(のづちのかみ)が御祭神の深草神社(ふかくさじんじゃ/右)。

市戎神社。御祭神は、蛭子神(ひるこのかみ)。

松尾神社。京都洛西の総氏神である松尾大社から分社。御祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこ)。



龍神ボニーとともに、龍神様の神社を巡る 60

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