【感想】『デカダンス』普通に面白かった件について

デカダンス

「いや普通にデカダンス面白かったんだけど」

後輩に勧められてイッキ見が終わったときの率直な感想です。
便利な時代になったものでAmazon Primeですぐに見れるのは
すごくいいですね(笑)

ということで
自分なりに何が面白かったのか?を書いていこうと思います。
そのため、以下ネタバレありになりますが
「ネタバレ含めた感想を見たい!」という人もいると思うので
用語や表現が少しアニメと異なるかもしれませんがご了承ください。


ちなみに僕は
「自分の人生を生きる」ということを考え直すきっかけになりました。


世界観の設定が好きだった

個人的に並行世界のような設定がハマりやすいので
『デジモン』や『ロックマンエグゼ』が好きです。

さらに細かく分けると
デジタルやITが発達したような世界が好きです。
(無意識のうちに好きになっていた。)

今回の『デカダンス』もそれに似たような世界でした。


"デカダンス"と呼ばれる閉鎖された大きな移動要塞で
人間たちは生活しています。
(イメージは『ハウルの動く城』みたいな感じ。)

しかし、それは"ソリッドクエイク社"が作った
娯楽施設の一つに過ぎなかったのです。

"サイボーグ"と呼ばれるAIに似たものたちが別の場所で生活しているが
"素体"を介すことでデカダンスにアクセスできます。


並行世界の様に感じますが面白い要素として
全ての世界観を含めて"現実世界"と呼称している点です。

公式HPにも
アバター、AI、別世界、VR、仮想空間、異世界
➡︎これらの単語は出ません!

と記載があります。

あくまでも同じ世界に存在するものであり
それが複合的にあるという点は設定として非常に面白かったです。


話の展開のスピード感が良い

1話を見た時は、異生物と戦う感じで
『シンフォギア』に近いものを感じていました。

2話目にして冒頭から急に機械だらけところから始まりました。
スマホいじりながら見てたら訳わからなくなり、思わず
2話なのかを確認して、2回見ました(笑)

それくらい、見てる側からしたら2話目にして話が急展開でした。

その世界を自分が同時に2つの視点で見ることになります。
アニメにおける人間というより、
サイボーグに近い視点で物語を見ていくので、
違和感と面白さが交差していました。

全12話しかなかったが、毎回、ソワソワさせられたんで
「あ、リアルタイムで見なくて逆によかった。」
とも思いました(笑)


哲学を感じさせられるストーリー

結局、人間は「この世界で生きてる!」と思いつつも
実は、ソリッドクエイク社に生かされていたという話です。

哲学的なところになるのですが
自分は、今の現実世界でもそんなことをよく考えます。


「結局、運命に沿って生かされているだけではないのか。」


頑張った時、怒られた時、悲しい時、楽しい時・・・
実は、それ含めた全てのことが
誰かに見られながら生きているんじゃないのか。
どうしようが全部決まっていることじゃないのか。

そんなことを考えると
自分の人生のようで自分の人生じゃない気もしてきました。

そんなことが現在実現していると
確かに抗えない感はすごいですね。
どうしようもない感じがすごいです(笑)


現時点でそんなこと証明できないので
どうしようもないのですが、
もっと身近なことでは当てはまると思います。


みなさん、自分の人生生きていますか?

『デカダンス』を見ることで
生かされていることに対して考え直しました。

身近で1番当てはまることといえば、
自分は"仕事"だと思います。

やりたいことできていますか?
社会やお客様のためではなく、上司の機嫌のためになってませんか?
本当に好きでやれていますか?

"過労死(karoshi)"なんて言葉は、日本が語源ですからね。

でも、仕事をする理由って"お金のため"の人がほとんどかと思います。
それだと「お金に振り回され、生かされている人生」になりますよね。

そんなこと考えていくと
自分もまだまだ生かされているかもしれません。

思うがままにやりたいことをやって生きるのが
1番"生きる"という言葉にふさわしい気がしました。


"生かされている"という視点で『デカダンス』を見ると
自然と真にやりたいこと真にやるべきことが掴めそうな気がしました。


『デカダンス』の感想は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?