秋山ゆずき賛

話題沸騰の映画『カメラを止めるな!』で女優役を演じている秋山ゆずきさん。1993年生まれの25歳。もちろん、彼女自身女優なのだが、今までは決して有名ではなかったから、私もこの映画で初めて知った。そして、彼女の起用がこの映画の大ヒットの重要な要素の一つであることは間違いないと思う。

映画は、まず秋山演じる女優が、向かってくるゾンビに斧を持って立ち向かうが、殺されてしまうところから始まる。それで出番が終わるわけではないが、とにかく最後まで彼女は泣き叫び、駆け回り、ゲロを浴び、血だらけになっての見事な体当たり演技を見せる。

映画を見た後、私はネットで彼女に関することをいろいろ調べ、インディーズの過去の出演映画も2本見ることができた。高校生の頃から演技力は確かだし、口跡の良い、よく通る声をしている。顔は、いわゆるモデル顔ではないが、化粧映えのするかわいい顔である。

デビューは中学生の時で、なんと初期にはかなりきわどいグラビアアイドルもしていた。脱いではいないが、水着、レオタード、制服で下着見せ。スタイルはよいが巨乳でもなく、何で初めからそれをしたかなという疑問が残った。彼女曰く、グラビアは全然売れなかったとのことだが、あれだけの演技力のある子が初めから女優一本で行かなかったのは不思議。

ただ、その後も、かなりマニア向けと思われる美少女グループで、歌って踊って芝居する舞台などもやっているし、最近でも、すっぴんから化粧を仕上げるまで全てをネットに載せたりしているから、あまり抵抗なく何でもやれ、また、才能も豊かだからいろんなことに挑戦したいのだろう。

『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とは今回が3作目のタッグ。上田監督が実力を認めているから、彼女はゲストとしてキャスティングされた。映画の大ヒットにより、すでにさまざまなオファーが入って忙しそうな彼女だが、今後、どんな活躍を見せてくれるか、とても楽しみな女優である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?