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平和な日常


会場風景

数年前から道徳教育研究会という先生方の勉強会のお手伝いを行っています。私の担当は堺地区で、参加者は幼稚園の先生が大半を占めています。研究会なので、本来であれば、参加者同士の意見交換等があっても不思議ではありませんが、毎年、講師からの一方的な良い話が多く、良い話だったで終わっていました。ことしお招きしたM先生は進め方が変わっており、1時間目は講話ですが、2時間目は事前に参加者へお配りしたアンケートに基づいて解説をするという講義でした。私は、アンケート用紙を配り、回収するお手伝いをしましたが、アンケートの内容が見ることができる立場でしたので、目を通していたら、現場のリアルな問題点が刻々と書かれており、私のような素人が対応できるものではありませんでした。M先生にそのままを送ったところM先生でも対応できないこともあり、いろいろな専門の方々に聞いて回っていただいて対応いただきました。
 講義のあと、聴講者へのアンケートを行ったところ、感想を書いて送っていただきました。その中で、一番多かったものは共感でした。普段先生方は生徒・園児とのかかわりがほとんどで他の先生がどのようにしているのか、何か困ったことはないかという事を考える余裕がないことが多いと思われます。一般企業であれば、課長かいて、部長がいて組織を統率していますが、教育現場にはそのようなことが無いように感じました。今回のアンケートでは他の先生方のお悩みを聞いて、同じ悩みを持っていたことに初めて気づいたことが嬉しかったとの内容が多くありました。
 教育は国家運営の基盤であることを認識してこれからもお手伝いをさせていただければと考えています。

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