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Power of Passion!

超越

昨シーズン、アザリー飯田というクラブ史上初の長野県リーグ優勝!
クラブ創設から26年目のことでした。
そして挑んだ北信越チャレンジリーグは3位で昇格ならず。
クラブとしても選手たちとしても経験不足を痛感した昨年。

そこから今シーズンは長野県リーグを2度目の優勝、連覇達成
これももちろんクラブ初の出来事。
続くクラブ選手権も優勝。2冠達成!
これも初の出来事。
長野県代表として北信越クラブ選手権に挑むもベスト4
ここでも北信越の壁を感じ、いよいよ昇格を賭け
臨んだ北信越チャレンジリーグ2年目の挑戦

ようやくその壁を越えることができました。
クラブ創設27年目にして初の北信越リーグ昇格!

27年です。
僕とこのアザリー飯田というクラブは同い歳です。
サッカークラブを立ち上げて27年続いてきたこと
そして北信越へようやく辿り着いたこと

27年は長い長い道のりで自分の生きてきた人生分このクラブでサッカーに
関わってきた人がいた歴史を考えると色々な想いや物語がこのクラブにはあったのだと想像できます。

飯田下伊那という地域は北信越に到達するのに27年かかったのです。
そのくらいサッカーが根付かなかった。
悲しい現実ですが、中信や北信に遅れをとってきた地域です。

その劣等感は子供の頃から感じていました。
優勝するチームは中信地区のクラブ
上手い選手は中信地区に集まってしまう
さらに言えば県外のチームと試合をしてもどこか差を感じていました。

今もその流れ自体は変わっていないのかもしれません。
でも中心地区の私立高校に行く選手や県外に出ていく選手、
もっといえば私立高校から声がかかる選手がアザリー飯田から多く出てきたことが
小さな、でも確かな一歩だったと思います。


前にも書きましたが、それをなんとかしようと育成というすぐには成果の出ない
地道な、それでも大事な大事な種まきの作業をしていたのが
Jrユースの監督である宮下監督とコーチの上沼さんだったと思います。
それからクラブを立ち上げた村上さん、麦島さん、当時のコーチ陣もそうです。
少しでも何か子供たちに還元しようと休みを返上してボランティアで指導してくれていました。

その子どもたちが今、アザリーのトップチームの選手として27年の壁を
ようやく越えることができました。
もちろん自分もその一人です。
チームにいる全ての人がそうではありません。
違った環境で育った選手ももちろんいます。
でもきっかけは小さな種まきから始まったこと。
指導者の情熱が、情熱の力があったから
子供たちにも伝わってきたと思います。

ここからは次のステージ。
昇格で終わりじゃない。
アザリーというクラブの歴史を重ねていきたい。
次の世代へ繋げていきたい。今はそう思っています。



感謝


上沼代表は僕にとってはコーチですが
ずっとクラブを引っ張り続けて、今も引っ張り続けてます。
ずーーーーっとです。
さらにプレイヤーとしても。
想像しただけでも恐ろしいです。
だけど、そんな情熱を持った人だから
みんながついてきて今があるんだと感じます。

上沼さんが体調を崩した時、クラブの運営の大変さが身に染みました。
鉄人です。笑

でもどんな時も味方でいてくれて、助けてくれました。
あと上沼さんがいたから飯田に戻ろうとも思いました。
それくらい自分の人生には大きな影響を与えてくれた人です。
感謝しております。

一緒に北信越昇格を決めることができてよかったです。

これからもこの地域を、クラブをなんとかしていきましょう。
倒れない程度に頑張りましょう。
もう一人じゃないです!




感謝その2


どんな時も試合にはお父さんが来てくれて
試合だけ見てサッと帰っていきます。
帰るスピードは多分誰よりも速いです。

ダメだったな〜とか
よかったな〜とか
次の日に言われます。

お父さんはサッカーしたことない未経験者だけど
ずっと、自分の試合を見に来てくれていました。
塩尻の高校に行った時も、愛知の大学に行った時も。
なんとなくいい時と悪い時が素人なりに見えてるんじゃないかと。
逆に素人の人の意見が聞きたい時もあったりして。

朝家出る時に試合を見に来る雰囲気は微塵もないのだけれど
観客席を見るとお父さんはいます。

感謝です。
こんな歳まで人に応援されてることを感じるのも
嬉しいことです。

学生時代には大怪我を2回もして
苦労をかけてしまったけど、何不自由なくサッカーさせてもらえたのは
紛れもなくお父さんのおかげです。
本当に感謝しています。ありがとう。
直接はなかなか伝えられないのでここに書き残しておきます。


情熱の力


大人になって熱くなれることが少なくなって
熱くなること自体を冷めた目で見るようになって
それは普通のことだと思います。
仕事をして社会に馴染んでしまえばそんなものなのかもしれません。

でも何歳になっても熱くなれることを
夢中でやっていたいです。
それがスポーツのいいところだから。
スポーツは遊びの中に真剣さがあって、だから夢中になれる。

そんな情熱を周りにも広げていける。
応援する人、プレーする選手、子供たちへ広がっていく。
アザリーはそんなチームになっていきたいと思ってます。

情熱は全てを変える!
2022シーズンありがとうございました!


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