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きょうのトレーニング 2022/11/05-06

U-10ここ最近、U-12(とU-11、U-10)のトレーニングのまとめ役をさせていただくことが多いので振り返りをしっかりやってみようと思う。

総括

大雑把に言うと以下のような感想。
前提をしっかりと認識してトレーニングを構築しなければならないと痛感。

トレーニングの前提

振り返りの前に、トレーニングを考える際の前提は以下が大事だと思っている。たぶんもっとあるし、間違っている部分もある。

  • 何を選手たちに会得させたいかを考える

  • メニューありきではなく、課題ありき

  • 試合のあとは課題が見えやすいので、マッチ・トレーニング・マッチはやはり理にかなっている

  • さらにどこに制限を掛けて、どこを開放することでシチュエーションが再現されるかを考える

  • ここが一番難しくて、クリエイティブだと思う

  • 主な構成は、

    1. W-Upから始まって

    2. 【基礎トレ】基礎的なメニュー(ボールタッチやパスコン)

    3. 【テーマトレ】テーマに沿ったメニュー

    4. 最後にゲーム

  • ピッチのサイズと人数は、試合を想定して考える

  • ピッチのどこにフォーカスを当てて、味方・相手合わせて何人がプレイすることを想定するかが大事

サッカーコートの広さは?少年サッカーの規定サイズも解説!【公式】Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) https://www.jleague.jp/a-to-z/football_pitch/

振り返り

day1 11/5

この日は先日のリーグ戦で試合以外の部分が良くなかったU-12およびU-11に対し自主性だったり自立心のようなモノを植え付けることが裏のテーマとなっていた。
そのため、W-Upで行う①②は6年の仕切りでコーチはサポートする形でやらせてもらった。

  1. W-up①:ブラジル体操(学年Mix)【6年生の仕切り】

  2. W-Up②:ドリブルをしながらのボールタッチ(トウタッチ、スライド、ジンガ、後ろどおし)(学年Mix)【6年生の仕切り】

  3. 基礎トレ:前後の動きを入れた10m-15mの4人1組の対面パス(学年別)

  4. テーマトレ①:ミニゴールを使った2v2(チャレンジアンドカバー)(U12,U11とU10の2グループ):1stディフェンダーの速さとカバーの立ち位置とカバーリング

  5. テーマトレ①:ゴールを使った3v3(チャレンジアンドカバー)(U12,U11とU10の2グループ):1stディフェンダーの速さとカバーの立ち位置とカバーリング。4との違いはサイズが大きくなり、より走力が求められる

  6. ゲーム(U12+U10の選抜vU11、U10)

day1の振り返り

5のトレーニングにて、オフェンスとディフェンスの距離はディフェンシブサードを想定した。ただディフェンダーのスタートラインがゴールラインとなってしまい、試合とは違うシチュエーションとなってしまった。せめてペナルティーエリアと想定されるラインからスタートしないと、いきなり「いつでもシュートが打たれる」ゾーンでのディフェンスとなってしまう。それを改善する意図でオフェンスのスタート位置を低くするなどの工夫をしたつもりだったがやるべきはディフェンスラインを押し上げた状態からのスタートだった。試合をもっと想定しなければならかった。

day2 11/6

  1. W-up:ステップワークのサーキットトレーニング(学年Mix)

  2. 基礎トレ:コーンを挟んでの1v1パスコン。主に半身受けるとコントロールオリエンンタード(学年Mix)

  3. テーマトレ:ミニゴールを使った4v4(U12,U11とU10の2グループ):基礎トレから引き続きの半身とコントロール、さらにチャレンジアンドカバー。さらに基礎トレの意図を反映させるためにドリブル突破への制限を掛けた。

day2の振り返り

  • 基礎トレ:このトレーニングは(この道40年の)弊監督がよくやるメニューですぐさまサポートが入った。ぼく自身も選手に見本を見せて、対面する選手間の距離を(最短1mに)調整するように話をしたが、足りなかった。練習をストップし選手を集合させて見本を見せて、何名かにデモンストレーションをやらせた。そうすると選手の理解が格段に進み、スムーズにトレーニングが進んだ。

  • テーマトレ:制限により選手たちは混乱し、ゲームが進まなくなった。押し込まれた局面でパスで打開するアイデアを持ち合わせていないため、ボールをキープすることしかできなくなってしまった。(B級保持者の)先輩コーチがピッチの半分で3v2になるように制限を掛けた。それによって多少はスムーズにゲームが進むようになったが、選手たちの混乱は最後まで解消されなかった。完全に制限の掛け方を誤ってしまった。

トレーニング後、なぜか山本五十六の言葉がよぎった。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

選手たちに対してもそうだし、ぼく自身に対しても監督・先輩コーチはを実践してくれているように思った。


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