見出し画像

ChatGPTで『たこ焼きvsお好み焼きvsもんじゃ焼き』をラップバトルさせてみた

どうもこんにちは、思考実験の時間がやってまいりました。前回、ChatGPTで歌詞を作り『サッポロ一番みそラーメン』と『サッポロ一番塩ラーメン』をラップバトルさせてみた。という実験が大変好評だったので、実験の第二弾をやることにしました。

その前に、少しの時間をお借りして、私のくだらない幼少期の話を聞いてください。

私が小学生の低学年の頃、水がたまっている足洗い場で不思議な遊びが流行っていました。それは男女の間での争いで、足洗い場の水に男女4〜5人が絵の具を混ぜ、男色になるか女色になるかを競い合うものでした。いかにも小学校低学年らしい幼稚な遊びですね。

男色は青、緑、茶色など男の子が好みそうな色で、女色はピンク、赤、黄色など女の子が好みそうな色です。ルールは、最初に女子たちが澄み切った水に赤や黄色などの綺麗な色を入れ、男子がそこに青や緑、茶色などを混ぜ、最終的に女の子っぽい色になるか男の子っぽい色になるかを競い合うものでした。イメージ力の高い方や、色彩に詳しい方ならわかると思いますが、たくさんの色を混ぜ合わせると、水は濁り、色はくすんでいきます。くすんだ色、つまり、汚い色は、男子の色とされていました。透き通った綺麗な色を好む女の子たちは感情的に反応し、綺麗な女子色に戻すために、赤や黄色、時には白を大量に入れて応戦します。そうやって戦い合うのです。

実は私、幼い頃から小狡い人間で、他の生徒とは少し違いました。皆がその遊びで一喜一憂している間、私はこの戦いの最中にこっそりと黒い絵の具を混ぜていたのです。黒が入るとどんな色も黒っぽく濁ります。赤もピンクも白でさえも黒には勝てません。私の心のようなドス黒い色に染まっていく水を見ながら女子たちが悲痛の叫びを上げると、その時、私はにっこりと笑い、「はい、男子の勝ち〜」と冷ややかな声で最終的な勝利宣言をあげるのです。

なぜ、本題に関係ない、こんなくだらない話をしたのでしょう?

それは、今回のラップバトルは要素が多すぎて、最終的に黒のように濁っててしまうのではないか?と心配だからです。色と一緒で、企画は混ぜる要素が多すぎるとぼやけてしまいます。色んな人が意見を出し合う大きな会議で決まった企画が、誰もが考えつく凡庸なものになってしまった、というご経験がある方も多いのではないでしょうか。

この企画を思いついた時、ふと、小学生の色の戦いのことを思い出してしまいました。

まぁ、そんなことは気にせず、そろそろラップバトルへと行きましょう!
Just do it!です

今回もChatGptの拡張ツールAIPRM - ChatGPT Promptsを使い、トーンをエモーショナル、表記スタイルを標準に設定しました。

まずは、大阪対決です。「たこ焼き vs お好み焼き」のラップバトルをお楽しみください。

「たこ焼き vs お好み焼き」

歌詞ChatGPT 歌ChatGPT

 You
大阪弁でお好み焼きとたこ焼きのラップバトルをしてください

ChatGPT
たこ焼き(大阪弁で)
大阪の誇り、たこ焼きが来たぞ
お前らお好み焼きなんて、ただの地味モノ
一口でサクッと、それがたこ焼きの魅力
お前の存在なんて、ちょっとした脇役さ

お好み焼き(大阪弁で)
おっさん、たこ焼きの何がそんなにスゴいねん?
小ぶりのたこにしょぼい生地、それがオモロイとか言ってんの?
お好み焼きは迫力あるぜ、大きな鉄板で焼き上げる
お前らたこ焼きは、ちょっとお遊びレベルやろ?

たこ焼き(大阪弁で)
お前のお好み焼き、見ててウンザリやで
卵とキャベツのごまかし、それがお前の芸か?
たこ焼きはストリートフードの王者 お前にはかなわん
屋台で熱々を食ってから言え!

お好み焼き(大阪弁で)
おいおい、たこ焼きさん、小賢しいこと言うなよ
お前のたこ焼き、ただのファーストフード
お好み焼きはワンランク上、食べ応え抜群
大阪の屋台街で、お前の存在は微妙やで

さすがChatGPTさん、素晴らしい歌詞ですね。それではここで「もんじゃ焼き」の参戦です。

You
大阪弁でたこ焼きとお好み焼き、東京弁でもんじゃ焼きでラップバトルしてください

「たこ焼き vs お好み焼き vs もんじゃ焼き」

歌詞ChatGPT 歌ChatGPT

ChatGPT
【大阪弁でたこ焼き】
おおきにやで、たこ焼きのワイが来たで

生地にだし、たこも入れて
串でくるりとサクッと焼き上げて
ソースと青のり最高のハーモニー
大阪の風 吹き抜ける街
お前のたこ焼き、そんなんじゃイカン
味のホームラン バッチリやんけ
東京のもんじゃ ワイには勝てん!

【大阪弁でお好み焼き】
おおきにやで、お好み焼きも持ってきたで

たまごと生地、キャベツもたっぷり
鉄板で焼いて、ひっくり返すのが鉄則
ソースとマヨネーズ、最高のコンビネーション
大阪の味、お前には分からん
お好み焼きのアート これがオンリーワン
味で勝負 お前の料理には及ばん

【東京弁でもんじゃ焼き】
おいしいもんじゃ焼き、東京からやってきたぜ

鉄板に広げて、具材トッピング
キャベツと肉 イカもネギ
だしと生地 一緒に混ぜて 
フワフワ、サクサク 最高の食感
お前らのお好み焼き それには勝てん
モンじゃのアツアツ、舌鼓を打て
東京の味、これこそ最高のご馳走

うーん、いい戦いなのですが、なんだかぼやっとしていますね。小学校の男女の色の対決を思い出します。少し、カンフル剤を投入します。

You
3人でもっと激しくディスりあってください

「たこ焼き vs お好み焼き vs もんじゃ焼き」激情バージョン

歌詞ChatGPT 歌ChatGPT

【大阪弁でたこ焼きのクマ】
おおきにやで、たこ焼きのクマが来たで
お前たちの料理、それこそただのガキやな
たこ焼きの芸術、見習ってくれ
キャベツの山よりも、ワイのほうが立派や

【大阪弁でお好み焼きのテッちゃん】
おっす、お好み焼きのテッちゃんや
お前たちの焼きそば、それこそただの屑
お好み焼きの舞台裏、ワイには勝てんで
東京の料理、それこそただのイリュージョン

【東京弁でモンじゃ焼きのチャン】
おいっす、モンじゃ焼きのチャンだよ
大阪の味?それこそただの田舎者
モンじゃのアート、見習ってみろよ
お前たちの料理、東京のセンスならもう少し磨いてみ?

3人というキーワードを入れたので擬人化してきましたね。偶然の副産物なので、このまま泳がせますね。

【大阪弁でたこ焼きのクマ】
くそっ、たこ焼きのクマが怒り燃えてきたで!
お前たちの料理、それこそただのくだらねえ雑魚
たこ焼きの心、わかるもんか?
これがワイの誇りや ソースと青ねぎ
お前たちには理解できへんだろ!

【大阪弁でお好み焼きのテッちゃん】
なんでやねん!お好み焼きのテッちゃん怒り心頭やで!
お前たちの料理、ただの下衆な雑魚野郎
お好み焼きの魂、感じたことあるか?
大阪のプライド、これがただのおちょくりや

【東京弁でモンじゃ焼きのチャン】
やめてくれよ、モンじゃ焼きのチャンがキレてきたぜ!
大阪の風情?それこそただの虚勢
モンじゃ焼きのセンス、こっちに任せてくれ
お前たちの料理、ただのくだらねえ模倣者

うーん、なんかごちゃごちゃしてよくわかりませんね。 喧嘩も幼稚です。

やはり、前回の『サッポロ一番みそラーメン』と『サッポロ一番塩ラーメン』をラップバトルに比べると、グサっと心に刺さるものがないですよね。やはり、多くの要素を入れすぎてしまったようです。しかし、秘策があります。男女の色の戦いでも説明したように、私は小狡い人間です。こういう戦いになることを予想して、黒い絵の具を隠し持ってきました。この黒を使って、美しく喧嘩をおさめたいと思います。

You
村上春樹のような文体を使って、3人で激しくディスりあってください

「たこ焼き vs お好み焼き vs もんじゃ焼き」〜村上春樹の文体バージョン〜

歌詞ChatGPT 歌ChatGPT

夜の闇が三つの影を投げかけ、街の中で独自の美学をかかげている。たこ焼きのクマ、お好み焼きのテッちゃん、もんじゃ焼きのチャン。それぞれが心の奥深くに秘めた情熱を胸に、対峙している。
「夜空に輝く星々は、言葉でなく、その光り輝きで物語るものだ。大阪の風は、街を温かな抱擁で包み込む。たこ焼きとお好み焼き、これが大阪の芸術だ」
たこ焼きのクマは、その言葉を静かに紡ぐ。夜の街に佇む彼の姿は、まるで詩を歌うようである。お好み焼きのテッちゃんは微笑みを浮かべ、夜風に髪をなびかせる。
「星空の下、夜の街は詩情に溢れている。もんじゃ焼きのチャン、お前の言う都会の息吹、それがどれほどの深みを持っているか理解しているか?」
もんじゃ焼きのチャンは挑戦的な眼差しを送りつつ、その言葉に都会の複雑な情緒を込める。三者の対話は、まるで夜の風景に織り交ぜられた一篇の詩のようだ。
「夜の闇は言葉に訴えかけ、三者の対話が織りなす物語。大阪の誇り、東京のエンターテイメント、それぞれが星座のように輝きを放っている」
三つ巴のディスりあいは、言葉の中に激しさと詩情を共存させ、夜の街に響き渡る。星たちは見守り、街は物語を紡ぎ続ける。

さすがです。さすが村上春樹さまです。どうやら勝負がまとまったようですね。

大人になってから、男色、女色の勝負をすることはないでしょうが、幼い私が黒の絵の具を常に隠し持っていたように、皆様もご友人やネット上で激しい議論になった時、こっそりと村上春樹の文体を隠し持つという狡猾さを身につけたらいかがでしょうか?

後藤隆一郎 (作家・TVディレクター)
1969年大分県生まれ。明治大学卒業後、IVSテレビ制作(株)のADとして日本テレビ「天才たけしの元気が出るテレビ!」の制作に参加。続いて「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ)の立ち上げメンバーとなり、その後フリーのディレクターとして「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ)「トリビアの泉」(フジテレビ)をチーフディレクターとして制作。2008年に映像制作会社「株式会社イマジネーション」を創設し、「マツケンサンバⅡ」のブレーン、「学べる!ニュースショー!」(テレビ朝日)「政治家と話そう」(Google)など数々の作品を手掛ける。離婚をきっかけにディレクターを休業し、世界一周に挑戦。その様子を「日刊SPA!」にて連載し人気を博した。現在は、映像制作だけでなく、YouTuber、ラジオ出演など、出演者としても多岐に渡り活動中。 2023年9月13日(水)文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」大竹メイディッシュに出演
https://www.youtube.com/watch?v=aKrBk5r857A&t=1044s

著書『花嫁を探しに、世界一周の旅に出た (わたしの旅ブックス)
旅での悪戦苦闘を赤裸々に描いた7年かけたノンフィクション作品です。是非手に取ってご高覧いただけますと光栄です。















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?