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倶生神と空想の友人

先日、『鬼灯の冷徹』というアニメを観ました。死後の裁判や地獄が舞台の作品で地獄の仕組みや日本神話に詳しくなれます。ぜひ観てみてください!おすすめです!

http://www.hozukino-reitetsu.com/1series/

そのなかで幼いころ妖精さんが絵本を読んでくれたのは『倶生神(くしょうじん)』のしわざだと説明されていました。
倶生神(くしょうじん)とは人間一人につき2人で担当し善い行いや悪い行いを記録する神様です。男神の同名が善行を女神の同生が悪行を記録し死後、閻魔大王に報告する仕事を担っています。ということは日本人口が1億2602万人(令和2年1月1日現在・総務省統計局)だから2億5204万体もの倶生神(くしょうじん)が日本にいることになります。ひとつの種だけで2億体もいるなんて...八百万の神々とはよく言ったものです。

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©︎『鬼灯の冷徹』第弐期 第2話/江口夏実/2011/講談社/鬼灯の冷徹製作委員会/MBS

これとよく似た話で幼い子どもが現実には存在しない友達と遊んだという話を耳にします。主に一人っ子や長男長女に見られる現象ですが人によっては大人になっても彼らが存在している場合もあります。これらのほとんどが本人の空想の中に存在していると考えられているため心理学や精神医学では『イマジナリーフレンド(空想の友人)』と呼ばれています。

実は3人兄弟の長男である私にもイマジナリーフレンドが2人いたらしいのです。「らしい」というのは主に両親から聞いているだけで私自身はあまり覚えていません...苦笑)

この「2人」って数字が気になってたんですよ。もう何となく言いたいことはお分かりますよね。

『イマジナリーフレンド』は『倶生神』ではないか

あくまで私の体験談を中心とした一つの説でしかありません。何の証拠もありません。そもそも地獄があるのかということさえ不確かです。ただ説としては面白いと思いませんか。

こんな感じでアニメやマンガを媒介して心理学や宗教など全く別のジャンルを結び付けて考えると思考の視野が広がると思います。

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