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笹の葉さらさら

土曜日朝の時間を捧げて、市民科学の論文を仕上げて投稿しましたよ。目指していたのは、磁気嵐発生から1か月以内の投稿でしたが、ほぼ倍の時間がかかりました。50個くらい主著論文を書いてきたけど、今回の発見が一番のお気に入りです。七夕飾りの短冊は「論文受理」で決まり。

磁気嵐中に突如発生したオーロラシチズン・プロジェクトに参加して下さった方々に、いい報告ができますよう。775人のデータで論文を書いたので、その後にアンケートに答えてくださった方々のデータが含まれていませんが、論文リバイズのときや次の研究では、全データで。

モスキートたちは普通に生きられない気温が続いていますね。七夕までを倒したからといって楽にはなるわけでもないです。来週も引き続き、毎日が地獄です。地獄マラソンの覚悟です。寝るまで何か書きましょうね。

来週は東大に行かない珍しい週になります。ほぼ毎週、東大に行くようになって、それは楽しいこと。学生と話して、面白いセミナーを聞いたりして。実際、自分の研究も、おかげさまでレベルが上がってきています。水の音に誘われて、三四郎池を通って理学部に到着する、という素敵なショートカットも覚えました。

会って雑談したかった東大の研究者は、コンタクトをとろうとしたら、既にどこか遠くへ。大きなチャンス逃しました。研究の話は、専門家のところに行って話すべし。図々しいくらいでよい。

しかし、混んだ電車というのは具合が悪くなります。あれが噂の弱冷房車というやつでしょうか。あれこそ地獄であるよ。どうか冷房を、もっと強く。おお、電気で冷やさないと生活が成り立たない、この世界。パピコで乗り切れる限界がある。停電が本当に怖い時代でもありますね。停電といえば磁気嵐。

先日の名古屋の磁気嵐の研究会は、基本的にデータを見る会なので、それは良かったのですが、インタラクションが少ないのが残念なところでした。雑談は学ぶことが多いので、たっぷり雑談のできない研究会はもったいない。最後に、主催のMさんから、また巨大磁気嵐は起こりますかねえ、という無茶振りがあったりして、雑談発動のきっかけが一瞬ありましたが、そういうのをもっと含んで、やったほうがいいので。午後からでなく、朝から丸一日で、やったらよかったですね。

人間の生活は、なにやら複雑で忙しすぎて目が回りますが、トリたちのように、早寝早起きをして、パンダのように、よく寝て、よく食べましょう。よく笑いましょう。

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