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1.サラリーマンからの転身

大学教授になりたいですか?

あなたは大学教授になりたいですか?なりたいですか?本当に?では、なぜなりたいのでしょうか?

 かっこいい、世間体のいい職業である。娘の結婚式のときに紹介される新婦の父の肩書としては申し分ない。

サラリーマンとしてこれ以上出世する見込みはない。だったらこれまでの知識経験を活かせる仕事に転進したい。大学教授になれば上司同僚を見返すこともできる。

 会社の仕事の他にずっと追求したいテーマがある。そろそろフルタイムで専念したい。そのために大学教授という地位を確保したい。

 フリーでずっとやってきたがいい加減疲れた。自分のやってきたことを続けながら安定した収入を得たい。また、仕事を続けるうえで権威ある肩書がほしい、

などなど、まだほかにもあるかもしれません。理由は何でもいいのですが、本当に、真剣になりたいですか?

このnote記事は、民間企業(大手製造業)の文系社員から大学教授に転身し、二つの大学で副学長を務め、教員の採用にも携わった私が、その経験を活かして主として文系のサラリーマンの大学教授志望者にアドバイスを行うものです。そのために、現代の大学と大学教育の姿についてもじっくりと解説します。大学は多くの点で誤解されていますが、それは多くの方が昔の大学のイメージを引きずっているからです。この20年で大学は大きく変わりました。それを理解しないと応募すら難しいでしょう。そのような変化の中でご自分がどのような役割を果たせるかを考えることが大切です。

実は大学教授はいろいろな意味で人材不足です。なりたい人はたくさんいても本当に採用したい人はなかなかいないのが現実です。このnote記事を読んで一人でも多く自分も挑戦してみよう、という方が現れたら幸いです。

私がなぜ、どのようにしてサラリーマンから大学教授になったかについては、記事の中でおいおい明らかにしたいと思います。

それにしても、このnote記事を読むのはただだが、某大学院大学の実務家教員養成課程の受講料は35万円!

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