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大学院留学、準備の本音【戦略編⑤~奨学金~】

こんにちは。苦悩な元留学生です。

こちらでは主に、現在日本の大学や大学院に進学され(もしくは進学予定)、今後海外、主に米国大学院への博士号取得を目的とした正規留学を検討されていらっしゃる学生の方々向けに、

留学に向けた準備って実際の所、何が大変なの?何をしたほうが良いの?

といったところを私自身の経験に基づいてお伝えしようかと思います。


戦略的に動こう

さて、今回の戦略ですが、、、

奨学金は本気で取りに行こう

なんか、ここまで読んでると、

・・・・もー結局さ、ぜーんぶやらないきゃいけないのか・・・
なんか辛いわ・・・

となりますよね。
英語さっさと受けないといけないし、推薦状良いのかけるように動かないといけないし、研究成果出さないといけないしコネないか調査しないといけないし…

えーと、そうですね、結論から言えば、

はい、全部やった方が絶対に良いです。

何故ならば、全部やったからといって、全部うまく実るかわかりませんし、どちらかというと勝率は低いほうだと思います。

しかし、たとえ一つしか実らなくても、その一つがあるだけで圧倒的なアドバンテージとなります。

最強の強み(既にNatureに論文出しました、とかね)が無いのであれば、出来る限り、下手でも良いのでたくさんの弾を打ち、一つでも当たるように頑張るしか無いと思います。

それにやて駄目でも全くの無意味にはなりません。
やる過程で結構情報が入ってきます。

改めてお伝えしますが、日本ではまだまだ大学、大学院留学はマイナーです。そのために動いている人は数えるほどしかいません。

しかし、マイナーでも集まればそれなりの人数がいます。
なにかの機会に交流会とか参加してみると良いでしょう。
あれ、自分ひとりだと思っていたのに、こんなにも同志がいたのか!とびっくりするでしょう。
しかしマイノリティなので、ライバルなはずですが、結構仲間意識が強いです。だからこそ、いろんな方面で頑張っていると、事前と情報が入ってきます。皆さん快く情報を共有してくれます。
それがあるだけでもとても大きい収穫なのです。

全部やる=全部成果を出す
ではありません。

全部やって、一つでも成果が出るように頑張って、
残りはその過程で得られる情報を有り難く頂く、そんな感じで頑張りましょう。


逸れましたが…

さて、何故奨学金が必要なのでしょうか。
ここでいう奨学金を持っている、とは、主に国内の財団や国からいただく奨学金のことで、出願時に既にその権利があり、出願資料に、私は奨学金を持っています!と言える(もしくはそれに近しいことが言える)状況を指します。

まず、海外の大学/大学院の学費は日本の大学の比じゃありません。私立でも圧倒的に海外の方が高いです。

海外の学費は高い!

どれくらいかかるかはこのあたりの情報を参考にしてみてください。

とにかく、日本の大学みたいに、自分で(親に)全額払おう、という範疇ではないということを理解してください(平均的なご家庭を想定しています)

ではどうするのか?

先方の大学、研究室に払ってもらう

大学によっては、Ph.Dで取った学生には全額奨学金という形で援助をしてくれるところもあります。現にプリンストン大学がそうでした。

また、多くのところは、奨学金ではないけども、配属する研究室から、TA(Teaching Assistant)やRA(Research Assistant)という、まぁ労働をする対価として学費を援助してもらう、という方法もオーソドックスであります。つまりは授業や研究の手伝いを行う感じです。

こういった制度は、その学費の高さから、豊富にありますし、比較的当たり前のように使われています。

しかし、当たり前のように使われていたとしても、大学、研究室には多額の費用がかかることに違いはありません。

もし貴方の行きたい研究室が、資金がカツカツで、そんなお金は出ないよ…という状況の場合、お金出せないけど…来れる?みたいな感じになります。
しょうがなく行きたい研究室を変えるか、もしくは大学を変えるか…そんな悩みも発生します。

あーぁ、そんな不安を解消する方法はないだろうか…

自分で奨学金を獲得する

答えはこれです。
あとは投資で一発大当して資金を潤沢にするか、とかですけどね!

国内には、多くはありませんが、海外大学院留学を目指す大学生に向けて、奨学金を与えてくれる財団や機構があります。国からもそういったものがあります。

だいたいが、出願前に選考があり、総合的に合否が決定、その結果を持って出願し、合格すれば奨学金を実際にゲットできる、といった流れになります。

もちろん、その狭き門に、日本中の留学志願生徒はこぞって応募するわけで、なんでそんなん大変な思いして奨学金を取らないといけないのか、ですが…

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