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山田家の白露ふうき豆と誰かのジャズ(山田家@山形)

山形市に寄ったのはほんの一瞬、赤湯温泉から山形蔵王温泉に行く道すがら寄ったのでした。

宮城に住んでいたからふうき豆に馴染みはあります。何なら甘納豆の中では緑色のが大好物です。

甘納豆、という例えが正しいのか分かりませんが、ふうき豆を知らない人に説明するならふうき豆は間違いなくじゃりじゃりしない甘納豆です。

お店に入ると、ケースの上にはお豆の包みの見本が並んでいます。一番小さいので280g。そんなに食べられるかな、と思いつつ簡易包装のものを購入しました。500円ポッキリでおしゃれです。

どう考えても溢しそうなのでお家に帰ってから開けました。涼しげな包装紙の中には薄い紙の袋、そして二つ折りの厚紙に包まれたふうき豆のご登場です。爪楊枝でつついて口に放り込むと、確かな豆の食感があります。あ、おいしい。ちゃんと豆の味がして、甘すぎなくて、おいしい。

どこか南の国の紅茶を淹れて、ジャズをかけながらいただきました。部屋を暗くして、真空管アンプがぼんやり光るのを眺めながら食べれば、我が家は勝手気ままに過ごせるジャズ喫茶です。

組み合わせもBGMもめちゃくちゃだけど、全部最高でした。この世の楽園でした。

結局、280gはあっという間に無くなりました。また食べたい。

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