Mac:Hyper Key(Control+Option+Command+Shift)をOptionキーだけで送信する方法
Hyper Keyとは
Hyper Key(ハイパーキー)とは、「Control+Option+Command+Shift」(⌃⌥⌘⇧)の同時押しのことです。他のショートカットキーと重複する可能性が低いため、自分で独自のショートカットキーを設定する際に便利です。
無料のキーボードカスタマイズツール「Karabiner-Elements」を使用すると、「右Option」キーを押すだけでHyper Keyを送信できるようになります。用途の例としては、物書堂の辞書をHyper Keyと「D」の二つのキーだけで引けるように設定できます。
Hyper Keyの詳細については、下記サイトの説明が参考になりました。ありがとうございました。
Karabiner-Elementsの設定
Karabiner-Elementsの設定手順は以下のとおりです。
「Complex Modifications」タブで「Add rule」ボタンをクリックします。
インターネットから「Right Option Key → Hyper Key(⌃⌥⇧⌘)」のルールをインポートします。
詳しいインポート方法は以下をご覧ください(英語版ページしかないようですが、スクリーンショットが多数掲載されています)。
上記ウェブページの「Step 2」では、「hyper」と検索すると該当するルールを見つけやすくなります。
物書堂の辞書を引く設定
一例として、Hyper Keyと「D」キーで物書堂の辞書を引けるように設定してみます。
システム環境設定で「キーボード」の「ショートカット」タブに移動します。
左ペインで「サービス」を選択します。
「"辞書 by 物書堂"で検索」のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
ショートカットキーの部分をクリックしてから、Hyper Key(=右Optionキー)と「D」キーを押します。
注:「D」キーの代わりに「1」などの数字キーを使用することもできますが、うまく動作しない場合がありました。例えば、Safariで表示したウェブページの文字列を検索しようとすると、「Command+Option+1」として認識されてしまうようで、1番目のブックマークが開いてしまいました。
右Optionキー以外にも変更可能
右Optionキー以外をHyper Keyとして使用することもできます。
例えば、Karabiner-Elementsの「Simple Modifications」で以下のように設定すると、左OptionキーがHyper Key、右Optionキーは通常のOptionキーとして機能します。