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2024年度夏の青春18きっぷ旅行 1日目その2 ダイナミック瀬戸大橋(三原→児島→せとうち児島ホテル)



前回のあらすじ

1日の始まりと終わりが混じり合う混沌の始発。博多警告音定期発信蛍光男。鹿児島本線から山陽本線。ピクニック姉貴とネトフリ兄貴。30分で昼飯休憩。スペイン語圏ツーリストと御年80歳の淑女。ロマンスは発生していません。以下、前回からの続き。

JR山陽本線 14:35三原発→16:11岡山着

Yahoo!乗換案内曰く、三原で途中下車して30分弱待ってから当駅始発の岡山行に乗るのが良いとのこと。示されるままに下車をする。30分弱の途中下車時間では遠くまで移動することもできず、駅前の噴水に設置されたタコのモニュメントを撮影するなどして時間を潰した。ちなみに三原は瀬戸内でも有数のマダコの産地らしい。

年季が入っているモニュメント
タコ推し三原駅
三原やっさ祭りの彫刻
と、その模型

三原発岡山行の車両は3両編成、それに対して乗客数が多くて始発からは座れなかったのだが、福山駅での新幹線への乗り換えで立ち上がった乗客の隙を突いて座ることに成功。19駅分、約1時間30分ずっと立ちっぱなしは骨が折れる。まあ、座っていても腰への負担はあるのだけど。南福岡から三原までで通算96駅、よく考えるとかなりの距離を移動しているものだ。

JR快速マリンライナー 16:42岡山発→17:05児島着

岡山駅に到着するのは実は6年ぶり。学生時代に小田原駅から青春18きっぷにてJR各線を乗り継いで終電で転がり込んだ場所だ。

絶賛開発中の岡山駅前

少し昔話をする。学生時代の俺は熊本地震をキッカケに被災地支援ボランティアに関心を持つようになり、それまで力を注いでいた軽音活動もそこそこに段々とボランティア活動(とか、ゼミ活動とか資金繰りのためのバイトとか)に傾倒していった。6年前は倉敷市真備にて2日間に渡り西日本豪雨の被災地ボランティアに参加していた。終電で岡山駅に到着した後に激安カプセルホテルに泊まり、翌日はボランティアセンターの指示で新倉敷駅に集合して浸水した家財の搬出ボランティア、新倉敷の民泊に泊まって翌日も同様の作業を行った。あの時のバイタリティは凄まじく、かつての自分ながら見習うべきだと思わされる。

岡山駅でも約30分の待ち時間があったので、駅前を少し散策することにした。「そういえば桃太郎の銅像があったよな、久々にツラを拝んでおくか」と6年前の記憶を頼りに徘徊するが、駅前の広場は工事中で銅像が移転していた。

置き方ちょっと雑じゃない?
ご無沙汰しております
これは桃太郎とは関係なさそうな彫刻。「青春感謝」としか書かれていない。何コレ。詳細キボンヌ

桃太郎とお別れをしてJR快速マリンライナーに乗車する。JR西日本とJR四国が岡山駅〜高松駅間を宇野線・本四備讃線・予讃線(瀬戸大橋線)経由で運行する快速列車である。らしい。あまり詳しくないけどWikipediaにはこのように書いてある。
車内は1日の終わりを迎えた乗客で混み合っている。席に座るどころか立っているのも一苦労な混雑具合だが、都会の終電というわけではないので治安は良好。ネタにできそうなオモロ枠人間も見当たらない。それはそれで平和である。このまま快速で揺られること約20分、本日の目的地である児島駅に到着。ロータリーには既にホテル行きの送迎バスがスタンバイしていたので、駅前散策はカットしてすぐさま乗車。
ちなみに、南福岡から児島まで電車で大体500kmくらいあった。

顔ハメパネル(単体)


せとうち児島ホテル

瀬戸大橋が一望できる、という触れ込みに惹かれて予約したホテルである。学生時代の俺なら青春18キッパーの矜持に従ってカプセルホテルだのネカフェだのを「ここをキャンプ地とする」精神で確保して宿代を切り詰めていただろうけど、俺ももう良い大人だしね、ちゃんとしたホテルに泊まろうというワケ。

本日の客室

無料送迎バスで小高い丘を登り、受付でチェックインを済ませて部屋に入ると、何故かベッドが2台あった。瀬戸内海を一望できればそれでOKくらいにしか考えずに「おまかせ部屋コース」みたいな名前で予約したからだろうか。学生時代の俺が見たら「贅沢すぎる!」と言って卒倒しているかもしれない。

ベッド横レストスペース
1人で泊まるには広い部屋

さて本題の眺望である。荷解きをした後にホテル近くの展望台まで向かう。お目当ての瀬戸大橋に向けてシャッターを切る。(他の写真は「オマケの写真」にて紹介します)

瀬戸大橋
拡大。これを渡ると香川に着くのか

夕方を過ぎて空腹感が増してくるが、今回の「おまかせ部屋コース」は素泊まり前提のため、ホテル内のレストランへ向かうか、コンビニ等で調達するかである。前者についてはミシュラン1つ星のシェフがいる洋食プランか、それとは別にある和食か。値段を見ると、まあ高い。ホテル価格と言えばそれはそうだけど、社会人の俺でも「贅沢すぎる!」と卒倒しそうになる。一方で後者は近くに徒歩で行けるような店がない。行くとして、早朝起床の身に丘の往復はしんどいものがある。どうしたものかと首を捻っていると、宿泊約款の下にルームサービスのシートがあるのを発見した。特製おつまみセット。税込2,860円。レストランの価格に比べればリーズナブルだし、総カロリーで考えたらこれくらいでちょうど良いかもしれない。

日本酒に3種のおつまみ
こういうのが良いのだ、こういうのが
メニュー名忘れたけど酢漬けだった気がする。
しおから
何かしらの魚卵
櫻室町 備前幻 吟醸
これらを瀬戸内海を眺めながら嗜む。粋だね!

これくらいハジけて良かろ! ということで晩酌を行い、酔い覚ましにちょっと散歩して、露天風呂から全裸で瀬戸内海を一望し、髪を乾かしたり歯を磨いたりしているうちに大体22時くらいに寝落ちした。かくして1日目は終了。既に多幸感すごいのに、こういうのがあと4泊分あるってマジ?

オマケの写真

焦点距離37mm F8.0 ISO1000 シャッタースピード1/4000秒
ホワイトバランスを日陰に設定。
焦点距離49mm F9.0 ISO1000 シャッタースピード1/3200秒
手前ボケ①
焦点距離97mm F8.0 ISO1000 シャッタースピード1/3200秒
手前ボケ②
焦点距離100mm F5.6 ISO1000 シャッタースピード1/500秒
客室からの日没
焦点距離35mm F4.5 ISO1000 シャッタースピード5秒
瀬戸大橋の夜景①
焦点距離35mm F4.5 ISO1000 シャッタースピード2秒
瀬戸大橋の夜景②
焦点距離18mm F3.5 ISO1000 シャッタースピード0.6秒
瀬戸大橋の夜景③
焦点距離18mm F3.5 ISO1000 シャッタースピード1.3秒
瀬戸大橋の夜景④

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