怒りの鉄拳(ブルース.リー)

日本統治下の上海の租界で、ブルース.リー演ずる、中国人の武道道場の門下生チャンが、卑怯な日本人達をやっつけるという映画。

戦前、戦中、日本が中国に進出していた頃の屈辱的な思いをはらしてスカッとする、中国あるいはアメリカ向けの映画といえるでしょう。

不愉快に思う人といるかもしれませんが、中国人一般には、少なくとも昔の人には、そういう感情があるんだろうな、と思います。

ブルース、リー映画では、燃えよドラゴンが一番すきでしたが、この映画の演技というか、戦うシーンはかつこええーっ、です。

怪鳥声、足技、表情、それとヌンチャク。大勢相手でも強い。でも、あまりに相手が多すぎたり、相手が刀などを持っている時にだけ、ヌンチャクを使います。
あと、あっけなく殺されるロシア人、強がっていた虹口道場の館主の日本人など、やっぱりブルースは強すぎてねー。

余談ですが、虹口道場でロシア人をもてなすための宴会で、芸者らしき女性が裸踊りをするシーンがあり、道場の手先になっている中国人が、さすが日本、踊りもサイコー、などとおべんちゃらを言うシーンは面白い。

あと、ブルースが野宿してるシーンでは、なんかの動物を焼いて食べてんだけど、あれは子犬だなと気付き、犬好きてしては辛かった。

日本批判を除けば、映画としては面白い!

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