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高校生と大学生の学びの接続〜卒業校での学びを支援する可能性〜-妻高校で授業サポートをしてきました。-

11月下旬のこと。
6月から始めている、妻高校での日曜日の学習サポートに、別のプログラムでサポートしている大学生2名を見学として連れていきました。2名とも妻高校の卒業生で、宮崎大学の教育学部に進んだ学生さん。このあと、オンライン教育などを実際に授業で活用する世代。習うより、慣れろ、百聞は一見にしかずだと思い、「見学してみる?」と聞いたら「行きます!」ということだったので、学校にお願いして連れて行くことにしました。

さて、とはいえ、大学生に何をしてもらうのか。見学ではなく、協働です。高校生徒一緒に学んでもらいました。
今回のテーマも探究。10月まで考えてきたテーマを2周目の探究として、もう一度、整理してより深い解決策やアイデアを考えてもらう初回でした。その初回の授業に大学生の力を借りながら進めていきたいと考えたところでした。

2周目であること、また、参加者が高校2年生で、まさに進路も意識しているようだったので、今回は、どんな「知」があるのか、または、どうしたらその「知」にアプローチできのか?という話も少し触れました。

大学生もよく使うGoogleScolar

課題解決へのアプローチはたくさんあります。だけど、本当にたくさんあるかを見たことがなければ、あまり、アプローチもしていないのが勿体ないと感じるときがあります。そのため、今回は、GoogleScolarを示して、課題解決に必要だと思うものを探してみようというワークをしました。15分で調べてみよう!ということで短い時間でしたが、まずは、当たりをつけるためにもやってみる、ということが大事だと思い、実施しました。やってみると高校生・大学生それぞれの視点で探してきてくれていて、なるほど面白いね、と感じたところです。最高のものが最初から見つかるわけではないです。だけれども探し始めることが最も大事だと思います。その経験はできたのではないでしょうか?

英語の論文、、、そんなときの強い味方DeepL

「中山さん、英語の論文も出てきたのですけど、どうしましょう汗」という声も。そんなときのためにということでDeepLの話をしました。

とてもわかり易い言葉に翻訳してくれます。実際に使った高校生も、すごい!と声を漏らすほど。もちろん、英語を読める力も大事。しかし、目的は?となったときに、こういう補助ツールを使うことは大事かなと思うところです。

そんなことをしながら、いつもどおり、講師の話をオンラインで学びながら、補助を私の方で行う時間で2時間(+延長30分)を終えました。

最後に今回大学生と高校生と学んでもらった感想です。
今回、大学生と言っても卒業生。高校生の課題感について「共感」ポイントを多く持ち合わせていました。その中で、一緒に考えてくれたのは良かったかなと思います。もちろん、自分たちのことを知らない人に伝えられるコミュニケーション能力は必要です。しかし、探究で大事なことはそれだけではないなと改めて気付かされました。物事を多面的に見る、俯瞰してみるということも大事です。それを卒業生の力を借りて行うことは大事かなと思ったところでした。また、大学生の視点に立つと、今こんな授業をしているんだということをしっかりと理解してもらうことは大事だし、学生の時代から学校と関われる部分があることを体験してもらうことは大事だなぁと思いました。教わるだけではなく、教える経験はとても重要。それを自然とわかる時間だったかと思います。

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