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授業・講演・研修会のワンポイント-最近見てもらって気づいた私のプログラムの3つの特徴-

最近、参加者や見学者からの私の授業・講演・研修会へのリアクションを頂く機会が多く、なるほどと思うことが多く。忘れぬ前に、少しだけまとめてみたくなった。

私のプログラムは、小学生〜大人と幅広対象としている。参加人数も極端なことを言えば、1〜1000人くらいまでいる。
教室もあれば、ホールのようなところでの対面もあれば、オンラインもある。
内容も、同じことをするわけではない。

その中で、最近意識的にはもちろん、無意識にも、気をつけていることがある。

1:必ず、この場の目標を提示する。

当たり前のことだが、「目標」は冒頭、そして、最後に話をすることにしている。せっかくの時間を作ってもらっているのである。特に、最近、ID(インストラクショナルデザイン)について学んだので、それに基づいて理論の話をすることにしている。特にメーガーの3つの質問、ガニェの9教授事象、学習成果についての考え方などを意識できるものを駆使しながら内容を整理している。

2:その場の空気感に合わせて内容を変えている。

これも当たり前だが、ある程度その場の空気感に合わせて内容を変えている。ワークを変えたり、内容を少し変更したり、加えたりしている。

そう言えば、先日のとある発表会で、午後の再開時に事務局からアイスブレイク入れませんか???と提案があり、どうしようかなぁと思い、ひとまず、その場の人達に、「アイスブレイクいる?」と聞いて、「いる!」と言ってきたので、「10秒考える!」ということで少し考える。(高校生の中で10秒カウントする生徒がいて、笑ってしまったが)その中で、全員でこの場をもう一度集中を上げるための場所作りをしよう、そのために、他の部屋を見に行って、良いところを1つ持ってこよう!というアイスブレイクワークをしました。入れた理由は、ご飯を食べて眠くなる可能性があるので、体を動かしてもらいたい、自分たちで場を作るという意識を再度つくりたい、というものがありました。とてもいい感じでワークが進んで、良かったなと。

ただ、一方で、なんとなくアイスブレイクする、なんとなく自己紹介する、なんとなくワークする、ってのは非常にもったいないなぁと思っていたりします。必然性をどう持ってくるのか?そのためにも会場の空気感を読んでおくことは重要だと思います。

3:その場は全員学習者

最後は、やはりこれ。私のプログラムに参加してもらった方は、口を揃えて言うのですが、見学者(、、、と思ってしまっている人)ももれなく、参加させられるプログラムを作っています。なぜなら、全員で学んだ方が面白い。そして、全員に学びがあるように工夫することが私の仕事でもあります。だからこそ、プログラムの目的・目標にあったことはもちろん、授業の方法・評価の方法、ぼそっと言った参加者のコメントまで、できれば拾って、プログラムを展開したいと思っています。

無茶振りされるw
と笑ってくれる人。部屋に入ると発言しないといけない、と覚悟を決めて?入ってくる人もいます。それで良いのです。でも、この進め方は強烈ブーメラン。私も、相手からの要求は基本的に応えないといけません。でも、それもそれで楽しいのです。成長します。

あと、メモをしてもらうためにも「へぇ」とか「そういうことがあるのね」ということもできるだけ入れるようにしています。1か月で中山の話を3回めです(ていうか、何なら毎週聞いてます)、という方もいるので、できる限り、大事なことは繰り返しつつ、新しいことを1週間の中でも入れていけるようにしています。(私が受講者の立場なら、絶対に同じプログラム受けたくないw)

という話でした。

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