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超初心者向け「囲碁」が分かるようになるnote

囲碁派のワイは言いたい。

将棋も面白いけど、囲碁も面白いぞ。
でも、最近は将棋ばかり注目されていて誠に残念だ(遺憾だ)・・・ということで、囲碁の解説記事を書きます。

囲碁って

  • 白と黒の石が並んでるだけでよく分からん

  • プロの解説聞いても意味分からん

  • どっちが勝ってるのか分からん

とまぁ初心者には理解するのに本当にハードルが高いボードゲームです。

とはいえ最近はAIの発達でどっちが優勢か視覚的に分かるようになりました。

でも、分からんもんは分からんだろうね。
と思って、ワイが勝手にこういう記事を書きます。

囲碁とは、どういうゲームなのか

囲碁は白と黒の陣地の広さを競うゲームです。

白とか黒の四角いマークが、それぞれの陣地です。

陣地の広い方が勝ち。

それだけです。

ですので簡単な話・・・

こんな形で終わったら、引き分けです。

まぁ八百長でもしないと、こうはなりません。

囲碁のプロは勝たないと飯食えませんからね。

だから、相手の陣地を減らしたり相手の石を取ったりします。

超初心者向け囲碁のルール

囲碁のルールはガチで言い始めるとややこしいので、本当にシンプルに終わらせます。

  1. 黒→白→黒→白と交互に打つこと

  2. 石は線と線の交点に打つこと

  3. 石は囲まれたら取られる

  4. 石を打ってはいけない所もある

当たり前ですが、交互に打たないと公平ではありません。

で、オセロと違うのは線と線の交点に打つ事です。

次は石が囲まれたら取られる、です。

石には上下左右に黒い線が出てます。
ここが全部相手の石で塞がると・・・

黒い石が相手に取られます。

だから、こんな塊でも・・・

周りが相手の石で全部塞がれば・・・

取られてしまいます。

最後に、打ってはいけない場所の説明です。

ここに黒は打てません。打った瞬間に黒石が取られる条件が満たされるからです。

そういう自分から瞬時に石が取られる条件の場所に打つのは禁止。

でも、こういう場所

ここに黒が打つと、右の白石が取られる条件を満たすので
黒の手は有効になり、白石が消えます。

とりあえず、ここまで分かれば大丈夫です。

この石の取られる条件を満たさないことが、囲碁で勝つには大切。

その理由を次で解説します。

囲碁で勝つためには

囲碁はそれぞれの陣地の広さを競うゲームで

黒、白交互に打つ事が決められてます

さて、こんな状態になった時・・・

黒の陣地はいくつか決まりました。交点の数は18なので、黒の陣地は18です。

でも、この黒石が取られてしまったら、黒の陣地は0になってしまいます。

だから石を取られないようにしなきゃいけません。

例えば、更に進んでこうなってしまった場合・・・

黒は赤三角の下のすき間に打つことはできません。
打った瞬間に自分の石が取られる条件が満たされるからですね。

逆に白が打つと、黒石は消えます。

じゃぁどうすれば自分の石と陣地を守れるのか・・・
それは「最低でも2つの部屋を作ること」です。

こうなれば、どっちのすき間も白石は打つ事ができません。

打った瞬間に自分の石が取られる条件が満たされるので、禁止行為です。

これで黒の陣地は2つになってしまいましたが、石を守る事ができました。

やった━━━━(゚∀゚)━━━━!

ちなみにこの状態を「生き」とか「二眼ある」と言います。
石が取られてないから生きてる。すき間の事を囲碁用語で「眼」(め)というので「二眼」(にがん)と言います。

では実際の対局のほんの一部を見てみましょう。

この赤丸で囲まれた黒石は、すき間が全然ないので、最終的には白に取られてしまいます。

取られた部分は、もちろん周りが白石で囲まれているから白の陣地になる。

こんな感じと一緒。この白で囲まれた部分の交点、9つが白の陣地となります。

だから、石はなるべく取られないようにするのが良いのです。

さて、こっから先は少し難しい話になります。

囲碁の戦略上の話

囲碁は石を取られなければ勝てる・・・ってのは実は少し違ってて

結局は自分の石で囲った陣地の広さがデカい方の勝利なのです。

だから

いくら黒がそれぞれの石の生存を確保できても、陣地が狭かったら負けなんです。

ちなみにこれは計算した場合、白の方が100近く勝ってます。

そう、ここで囲碁始めたての人が少し困るポイントの1つ

『囲碁は石を取るゲーム』ではない事

確かに石を取ると気持ち良いし、勝てることもありますが
それだけで勝てるほど簡単ではありません。

囲碁ってのは交互に1手ずつ打つゲームですので、1手の効率が悪いと、どんどん戦況は悪くなっていきます。

ま、極端な例を挙げるとしたら

こんな感じ。互いに9手打ちました。

でも黒の陣地の方が狭いですね。

白は同じ手数なのに、下の方に広い陣地ができそうです。

こうやって1手の効率を重視しないと、囲碁は勝てないのです。

まとめ・初心者に囲碁を教えるのは大変

囲碁の普及が進まない理由・・・

囲碁はルールが将棋よりガバガバなんですが、なんせ理解するのが大変だからこそ、初心者にとってハードルが高くて広がらないんだと思ってます。

というわけで、ワイはnoteで囲碁の対局がどう面白いのか、とか
どういう意図で打ったのか、なんでこの手が凄いのか、とかnoteで書こうと思いました。

囲碁3級ですが、そのくらいの棋力だからこそ、囲碁がよく分からん人に何か伝えられるんじゃないかと思って適当に始めます。

・・・なんし強い人ほど分かる人にしか説明できてない解説動画ばかりYouTubeとかにアップしてて、それ意味あんの?と思うことがあるから。

囲碁界は井山裕太の独壇場から、令和三羽烏に時代が変わってきていて
最近では囲碁の英才特別採用推薦棋士で入団した、仲邑菫3段(2023年2月現在)の活躍も。

なのにマスコミの報道に熱がないので、非常に残念ですね。
ヽ(`Д´)ノプンプン

ちなみにワイは謝依旻7段(2023年2月現在)推しです。

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