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vs湘南ベルマーレ戦を終えて

 こんにちは。
 一昨日6月11日は、明治安田生命J1リーグ第17節湘南ベルマーレ戦が、我々のホーム県立カシマサッカースタジアムにて行われました。

 この一戦で両チーム共にリーグ戦の前半戦を戦い終えることとなり、鹿島は公式戦10試合負けなしではあるものの、リーグ戦では3試合連続で引き分け中と勝ちきれない試合が続いています。折り返しとなるこの一戦は優勝争いに加わっていくためにも絶対に負けられない戦いになります🔥
 対する湘南も折り返しとなるこの一戦ですが、1試合少なく順位は下位に沈んでいます。どちらのチームも勝ち点3を必須とする状況なだけに難しい試合になることは必至ですが果たして軍配が上がったのは、、、




☆スターティングメンバー

       鈴木優磨  垣田裕暉
  樋口雄太            名古新太郎
   ディエゴピトゥカ  佐野海舟
 安西幸輝  関川郁万  植田直通  広瀬陸斗
          早川友基

 鹿島は予想通り、リーグ浦和戦からメンバーは入れ替えずに挑みました。『湘南ベルマーレ戦前日』にも書いた通り対湘南戦では、戦術云々ではなく、球際、セカンドボールの回収そして最終的な個の力が勝負の鍵握り、ベンチメンバーを含めたこれぞ総力戦といった試合になります。
 このメンバーでは、1週間しっかりと休養が取れたことからも焦れることなく、ホームの地の利を活かして戦ってほしいと思います。


☆前半

 開始早々から湘南がペースを掴み鹿島ゴールに迫っていきます。予想通りというよりもこの試合の湘南は予想以上の出来で、鹿島を圧倒していました。僕は正直、ここまで圧倒されるとは思っていませんでしたが、湘南の球際の強さそしてセカンドボールを回収した後のシンプルな繋ぎも含め、ここ数試合にはなかった『持たされている、走らされている』という感覚は、選手たちはかなりキツかったと思います。
 そんな中両チームにアクシデントが。
 前半17分に湘南の岡本選手が、23分には鹿島の垣田選手がそれぞれ負傷により交代を余儀なくされます。湘南は石原広教選手、鹿島は染野唯月選手が投入されました。実は今節ここ鹿島の試合だけでなく、前半負傷のため交代するというゲームがこの試合含め6会場ありました。
 これはなかなか珍しい出来事でもあり、負傷した選手たちにとっては不幸な出来事ではありますが、回復に向けて頑張ってほしいと思います。
 
 その状況下でも、やはり湘南の勢いは衰えず前半40分頃まで鹿島はセットプレーどころかシュートすら打たせて貰えませんでした。そして前半43分、見事な出足で町野選手からボールを奪った関川選手が茨田選手に倒されてペナルティエリア手前の左でFKを獲得。これをキッカーの樋口選手が右足を振り抜くと、見事な軌道を描いてゴール左上のクロスバーをたたき、待望の先制点をゲットしました🙌
 この前半唯一のセットプレーとシュートチャンスからの得点でワンチャンスをものにし、苦しい時間帯に個の力で取りきった得点で徐々に鹿島が盛り返していきました。
 前半はこのまま終了し、1-0で折り返しました。



☆後半

 鹿島はハーフタイムに安西選手、名古選手に代えて常本佳吾選手、藤井智也選手が投入されこの交代により右サイドバックの広瀬選手が左サイドバックへとポジション変更しました。
 後半、この交代により左サイドに入った藤井選手を中心に相手湘南のディフェンスラインを徐々に下げながら攻め立てていきました。前半では見られなかったセットプレーの機会も徐々に増えシュート数も増えていくも追加点には繋がりません。
 後半66分、広瀬選手に代えて昌子源選手が入り3バックへとシステム変更、70分には染野選手に代えて荒木遼太郎選手が投入されました。
 この後半湘南の攻撃に対して、後半頭から入った常本選手がとても効いていて、湘南の左サイドは正直全く怖くありませんでした。鹿島が常本選手のところでボールを取れると逆サイドをフリーなっているスピードある藤井選手の攻撃というのも活きました。中央にはアイディアの出せる荒木選手と後半は守備、攻撃共にバランスよく戦えていたと思います。
 しかし、両チーム共にゴールを決めることができずこのまま試合終了。
 
 鹿島がリーグ戦4試合ぶりの勝利で難敵湘南ベルマーレに勝利しました🙌🙌



☆総評

 リーグ前半戦最終試合ということで、ホームで勝って後半戦の足掛かりとしたかった鹿島にとってこの勝利は非常に意味のある勝ち点3となりました。
 やはり、最後は個の能力が試合を分ける結果となり、試合を通じて樋口選手の能力には脱帽しました。また、途中出場の常本選手も相変わらずの対人能力で、湘南畑選手、中野選手を無力化し前半守備に追われた鹿島の救世主となりました👏

 ただ、この試合は湘南ベルマーレが勝っていてもおかしくはなかった試合でもあり、改めてサッカーというスポーツはチームスポーツなんだなと感じることができました。メンツは揃っていても勝てる試合もあれば勝てない試合もある。どの試合も色んな要素があって結果というものがついてきますが、サッカーというスポーツほどその1試合1試合が唯一無二の試合になるスポーツはないなと。だからこそ生で観戦して、応援しているチームの選手たちの成長や葛藤を肌で感じ、また応援する。サッカーの魅力の根っこの部分を鹿島アントラーズを通じて感じられていることに感謝して、後半戦もしっかりと応援していこうと思います😊

 試合は鹿島が勝ちましたが、湘南ベルマーレの選手たちにも拍手を送りたくなる試合でした。
 鹿島としては、前半の猛攻を耐え凌いだことが先制点にも繋がり、勝利の要因となりました。リーグ後半戦を前に公式戦11試合負けなしとなり、1週間後のルヴァンカップに向けて弾みのつく勝利となりました。
 来週も負けられない戦いとなります。プライムステージ進出に向けて全力で応援します📣

 共に闘いましょう!

 ここまで読んで頂きありがとうございました😊