久々に観劇したよって話。

飲み友達で、かつて一緒の舞台に上がった面子から久しぶりに連絡をもらって、かれこれ数年ぶりに舞台に上がるので見てほしいという話。

正直、舞台を見たいって欲がここ最近全然湧かなかったんです。
あの空間、長年観に行っていたはずなのに、どんどん苦手になっていって、なんでだろうって思ったんですけど、どうやらあの様々なものが制約された時間ってのがどうも苦手で。

舞台演劇って奴を見たことない人には無縁の話かもしれないけど。

やれ、スマホとか音の鳴るものの電源はオフにしろとか。
やれ、飲食喫煙禁止ですよとか。
やれ、アンケートにご協力くださいとか。

とにかくお願いすることばっかりですんごいんですよ。
挙句「皆さんのご協力でこの舞台は完成します」とか言われたりもして。
そんな約束事ばかりの場所にだんだん窮屈さを感じ始めて。
(これに関しては観に行くところとかによってルールが違ったりするので、勿論一概に言えたものではないですが)

それでいてどんな作品なのかは映像で確認をすることはほぼほぼないので、
開けてびっくり玉手箱な状態、このブラックボックスにお金を投じるというのは、なかなかに勇気のいることでして。
気づけば演劇を見ることから随分と遠ざかっていました、そんな中での報せでしたので、どうしよーとか思っていましたが。

随分昔のことを思い出していた。
初めて自分が舞台観劇を、自分でお金を出して観に行った時のこと。
多分20年以上前のこと、もうそんなに前かよ、おい。
あの時は自分の友人の雄姿を観に行こうって気持ちだったと思う。

そんなあの頃のことを、ちょっとばかし思い出した。
誘ってくれた友人は頑張ってました、作品は決して大手を振って喜べるほどの面白さではなかったけれど、確実に自分は刺激を受けました。

思えば、自分の作品誕生のインプットは、舞台演劇だったのかもしれないと思い返していまして。
生みの苦しみって奴を存分に味わっていて、もうまともに台本が書けない日々が続いていて、ネカフェに籠っても一文も書けないとかザラです。
そんな自分にも、ものの数時間で台本が書けたとか、そんな時期があって。
その時どうしていたんだろうとか思ったら、たくさん舞台観に行っていました、札幌演劇が中心だったけど、時折プロの芝居も観に行って。
インプットのものによりけりだと思って、サブスクフル活用してアニメやらドラマやら映画やらを見てみたけど、どうもアウトプットに繋がらない。

何故か舞台演劇だけは違ったんです。
何故かは自分でも正直分からないです。
分からないけれど、舞台演劇は確実に自分の脳裏に突き刺さるものがあり。
作品を書きたい気分に、少しなりました。

マジで文章まとまらないまま書き殴っていますが。
ほんの少し、自分の未来に希望が見えた、そんな瞬間でした。

舞台の感想については、直接誘ってくれた本人に機会を作って直接言えたらと思いますw
これからもたまには舞台観劇、いいかもしれません。

そんな感じの駄文でした。

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