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#83 変えたい・変わりたい/泖

【往復書簡 #83 のやりとり】
①(4/25):及川恵子〈一生の課題〉
②(4/27):泖〈育てること〉
③(4/29):くろさわかな

育てること

以前の投稿で、わたしがこの春からベランダでハーブを育てると宣言したのを覚えていますか?

実は、2日前からちゃんと育て始めました。今日で3日目です。
日曜日にハーブの販売会&種まきワークショップに参加してきまして、すでに育っているハーブを大きめのものから小さめのものまで合わせて6種類を購入、さらに新たに7種類のハーブの種をまいてきました。

購入したのは、バジル、ローズマリー、レモンバーム、ブルーマロウ、ブラックミント、ラバンジンラベンダー。
種をまいたのは、バジル、タイム、スープセロリ、ディル、青ちりめんしそ、チャービル、クレソン。
バジルについては購入もしたし、種もまきました。

もともと、学生の頃にバイト先の社員さんからいとうせいこうさんの『ボタニカル・ライフ-植物生活』をいただいてから、植物を育てることに興味はあったんです。

しかし、わたしは高校時代にサボテンを枯らした経験があります。枯れた理由は、おそらく「サボテンに水はあげなくていい」という先入観を信じすぎたから。あと暇があったら寝ていたいズボラな性格が「サボテンならわたしでも大丈夫」と思わせたのでしょう。
水をあげなければ、当然枯れますよね。案の定、サボテンの元気がなくなってきたので急いで水をあげたのですが時すでに遅し。看病も虚しく枯れました。
あの時のサボテンに改めて謝りたいです。ごめんね。

お花をもらったとしても、わたしが世話をするとしおれるのが早い気がする。毎日水は換えるのに。自分がよかれと思ってしたことが、なんだか花の活力を奪っているように感じられてならないのです。

それから「自分は植物を育てるのに向いていない」と植物を育てることと距離を置いていましたが、不思議なことに植物を育てたい気持ちが大きくなってきたんです。これというきっかけがあったわけではありません。ただ、植物・土・水と触れ合いたくなったんですよね。自分でも謎です。

しかし、もし育てるなら、料理にも使えるハーブなら育てがいがあるのではと思ったのは確かです。
わたしは「一度そう思ってしまったら猪突猛進タイプ」なので、やらない選択肢はありませんでした。

現在、わたしは自らの「植物を育てられない人間だ」というトラウマと闘っている最中です。まだまいた種の芽は出ていませんが、すでにある程度育っているローズマリーに花が咲きました。

ということは、いまのところ順調に植物を育てられているのかもしれません。でも、わたしはサボテンを枯らした経歴があるので、油断は禁物です。ここ数日は「初心者 ハーブ 育てる」というワードからネットで情報を集めたり、アマゾンで良さそうなハーブ本を探したりするのが日課になろうとしています。

わたし、植物を育てられる人間になれるかしら。

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追伸。
やっぱり、1日24時間って短いと思います。


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