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古いインターネット回線を見直したらメチャクチャ快適になった話

どうも。RYU (@ryu_anifes)です。

今回は、自分の彼女の家のインターネット回線を見直したら、メチャクチャ快適になった話です。
『光回線?もう導入しているよー!!』
って今や常識の世界かもしれません。

でも待ってください!!
今の申し込んでいる回線が3年以上前なら、見直した方が速度アップ&安定化も期待出来るかも(?)です。

元の環境はこんな感じでした。

まず初めに、彼女宅の元の回線の環境です。

回線:NTT東日本 フレッツ 光ネクスト マンションタイプ
プロバイダ:OCN

昔に良くありがちな「セット申し込み」の形です。
建物は鉄筋コンクリート 3階建て 全室数12室 ですが築年数は30年を超えています。
たった12室しか無いのに築年数が古いため「VDSL接続」になっています。
VDSLに関しては、後ほど説明します。

この家の回線の問題点は。
「深夜になるとネットワーク切断が起きる」
「21時を過ぎると大幅な速度低下が起きる」という問題です。

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日中・深夜帯は画像の通り、下り25Mbps~35Mbpsとなり、ほぼ普通にインターネットをしている分には快適です。
しかし、21時台~24時までは下り8Mbps程度になります。
ネットワークの切断は回線の遅さに耐えきれず、どっかでバッファーオーバーフローしているのかな?って感じでした。

宅内配線はこの様になっていました。

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有線ルーターの下に、無線ルーターが入っていますが本来は「無線ルーターだけで」役割が出来るのですが、有線ルーターにプロバイダのID・パスワードを入れたまま有線ルーターのログインパスワードが分からなくなり、しかもプロバイダのID・パスワードの書類とも見つからないという状態で、彼女と付き合ってから無線ルーターを追加したので「あえて」下段に無線ルーターを追加しました。(特に問題は起きないので)

パソコン使用時でもネットワーク切断が起きているので「有線ルーター」が原因かな?とは思いますが、ランプに特に変化はなく、速度低下とは関係ないので我慢していました。

新しい環境について

新しい環境はこの様になりました。

回線:ドコモ光
プロバイダ:GMOとくとくBB

結果はこちらです。

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2倍近く速くなっています。
しかも、21時台~24時台でも殆ど変わっていません。
宅内配線はこの様に変わりました。

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ちょっとだけすっきりになりました。

どうして「ドコモ光」にしたの?

1つ目の理由は「彼女の携帯電話がドコモ」だったからです。
彼女の料金プランなら、1400円割引されたのでお得だったのが理由です。
2つ目の理由は、料金体系がわかりやすい点。比較検討していく中では「12ヶ月目までは○○が無料」「24ヶ月までは○○円引き」だったので長期利用で永続的に安くなるのはドコモ光だけだったのです。
(ドコモポイント5000pt + プロバイダのキャッシュバック分も計算済みです)
3つ目の理由が、フレッツ光からの工事が「一切不要」な点です。
NTTとドコモがあれこれやってくれるので、自分たちは何もしなくて良い点です。

お得なプロバイダは3つしか無かった!

ドコモ光のメリットとして好きなプロバイダが選べる点です。
大手は参加しているので「どこを選んでもそんなには大差がない」です。
ポイントは

タイプAであること(Bは200円高い)
Wi-Fiルーターが契約中無料
IPv6 IPoEで手続き不要
キャッシュバックがある

Wifiルーターは買っても6000円程度なのですが、無料で使えるならお得なので1番始めの比較対象にしています。
次が今回の肝 「IPv6 IPoE」です。次の項目で説明しますが、光回線を変えてもこれに対応していなければ乗り換えるメリットはありません。
ドコモ光公式ページのこちらこちらに比較表があるので、まとめたのがこちらの図です。

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24社から選べるのにまともに使えるのが「たったの3社だけ」なんです。
キャッシュバックはシーズンで変わるので多少変化します。

3社の中で異色だったGMOとくとくBB

レンタルルーターの良い所は、初心者の方なら「何かあった時でもプロバイダに聞けばいい」と一本化が出来るところです。
慣れている人だと「性能の低い物や、なんか知らない製品使わされるんだろ?」となるのですが、GMOとくとくBBだけは 3つの中から好きな製品が使える と玄人さんが納得出来る製品選びが出来ます。
しかも、最新には劣るが 最大1733Mbps の無線LANルーターが選べます。
自分の家のnuro光でも、1300Mbpsの無線LANルーターですし、他社は866Mbps無線ルーターなのでワンランク上のルーターがレンタル出来た点が最大の理由です。

今加入しているプロバイダのIPv6にすると速くなるの??

いいえ。IPv6にしただけでは速くなりません。

・ フレッツ 光 フレッツ・v6オプション
・ 各プロバイダーのv6オプションの契約
・ V6対応ルーター

この3つを用意する必要があります。
今回は3つのセットが簡単だったドコモ光に変更しました。
フレッツ光の場合は、NTT、プロバイダ、ルーター購入と別々に行う必要があります。

フレッツ光のv6はIPoE対応になっています。
このIPoEが速度を上げるための『鍵』になります。
IPoEがなぜ良いのかを詳しく書いてあるページはたくさんあるので割愛しますが、自分自身も、自宅回線の契約をIPoEに変更したら速くなりました。

フレッツ光からドコモ光は「転用」という移行方法で、大元の先はフレッツ光と変わりません。
なので、特に光回線を引き直さなくても「速度は速くなる」可能性があるということです。

みなさんも回線の見直しおすすめですよ!!

番外編:VDSL接続って何?VDSLで良いの?

VDSLはあまり耳馴染みではないと思います。
下記の図をご覧ください。

VDSL方式_0822

VDSLは電柱から来た光回線を、マンションの共有スペースで電話線に変換して各家庭に引き込みやすくしたものです。
今の新築ではこの方法をあまり採用していませんが、古い建物はこの方法を利用しているケースが多々あります。
メリットとして「導入コストが安く、配線工事の手間がかからない
というNTT側の都合と、建物のオーナーのメリットの両方があります。
デメリットは「ノイズに弱く、最高速度が100Mbpsしか出ない」という問題ですが、昔のNTTは100Mbpsの提供しか行っていなかったので十分だったのです。
1Gbpsサービス提供がスタートしてから「VDSLでは十分な速度が出せない。」という問題があり、NTT側の導入しやすさの都合だったVDSLは、2018年夏頃からは態度を軟化して光ファイバーによる配線方式を行い、マンションに1Gbpsを提供出来るように行っています。

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マンション、アパートの自宅に、上記のようなコネクタが無い場合はVDSLで接続されているという認識で間違えありません。

一般的には、「VDSLは遅いよ」と言われます。
本当は光収容装置という電柱から来た光回線を、直接各家庭に引き込む方法が良いのですが、その工事のためには、「マンションの管理人や組合」「お金」「NTTの都合」の問題があり敷居がかなり高く却下されるケースも多いです。
(特にマンション側の都合が大きく、なぜ変えなければならないのか理解できない方が多い)
お金がかかる話なので、賃貸だとなかなか難しいです。

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