精液瘤(SER)体験記 #3

私は精液瘤という病気を経験しましたが、この病気についての情報が世の中には非常に少なく、少しでも同じ病気の方のお役に立てればと思い、こちらで発信しようと思いました。
情報が少ない理由として、この病気になる人は少なく、大きな病院でも手術する人は年に2、3人しかいないことや、命に関わる病気ではないからだと思います。
はじめにお伝えしますが、この記事はデリケートな表現もある為、この病気について知りたい方以外は見ないことをお勧めします。
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そして、2022年1月中旬。ついに本物のタマより大きくなり、この頃には足を組めないほどになっていました。
精液瘤が破裂する心配もあったので、手術を進められることを覚悟し前回穿刺してもらったクリニックに行ってみました。

予想通り、今回は水を抜いてもらえず手術を薦められました。
理由は、穿刺しても治らないこと、穿刺を繰り返すと癒着してしまい手術しにくくなること、歳を取ってからでは手術できなくなるからとのことでした。
このクリニックでは手術はできないので紹介状を書くとのことでしたが、このクリニックに来る前に行っていた総合病院に行こうと思ったので、
紹介状は書いてもらいませんでした。

その後、総合病院に予約の電話をしましたが、予約できたのは約2週間後の1月下旬。
予約日時に総合病院に行ってみましたが、この総合病院は陰嚢水腫は手術できるが精液瘤は手術できないとのことで、結局別の病院に紹介状を書いてくれることになりました。ちなみに今回の先生は、以前水を抜いてくれた先生とは別の先生でした。紹介先の病院の候補は3つありましたが、その中で自宅から一番近い大学病院にしてもらいました。

即、その大学病院に予約の電話をしたところ、翌週2月初旬に診察できるとの回答。そして予約の日時に大学病院に行き、その時の初診担当の先生が主治医となりました。
この時は患部を見ることはありませんでしたが、精液瘤は精巣上体か精管の途中が破れて漿膜に精液が漏れてできるものであること、原因は不明であること、手術しても再発する場合があることなど、図を描いて丁寧に説明してくださいました。手術までに気が変わったら手術をやめてもいいし、他の病院の意見を聞いても良いし、自身が納得した上で決めてほしいとのことでした。
クリニックと総合病院の先生は手術を勧めてくれましたが、手術しないで穿刺をし続ける考えもあるようです。

つづく

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