【小ネタ】dカードGOLD年間利用額特典の変更 ~私の金融システム崩壊の序曲~
ファンドのクレカ積立の上限が月10万になったことで、投資に使うクレカ選択が、重要になりつつある。
そんな中で、dポイント陣営であるdカードGOLD年間ご利用額特典が、2025年度(2024年度使用分)から変更されている。
dポイント経済圏において、『dカードGOLD年間ご利用額特典』は、そこそこ良い特典だと思う。
今回は、ヒトコトでいうと改悪??
年間200万円の利用は、月17万程度であるので、家族カードを発行し、生活費と投信積立を含めて、メインのクレカにすれば、達成可能な額だった。
2点改善はある。
現時点では、100万円を超える分の特典が不明なので、どうすれば良いかわからない。この書き方では、現状より良くなるとは思えない。
この変更のトリガーは、
クレカ積立により、200万達成者続出するのを避けたのだと推測する。既にTHEOでは、月10万クレカ積立をdポイント1%還元(条件あり) で開始されている。
dカードGOLDの基本的な考え方は、
『docomoキャリア分の優遇還元率10%で、ゴールドカードの年会費1万円をある程度補い、GOLD年間利用額特典で+1%リカバリー(上限2万円)して、2%還元クレカとして使うカード』
だったと思う。
もし、年間100万円までの+1%だけリカバリーなら、メインカードとして微妙になる。
そうなってくると、
キャリアも、通信が改善されつつある楽天モバイルで充分!ともなれば、回線費用が半額以下になり、
且つ、マネックス証券でのNISA口座維持が、微妙になる。イオン銀行も、元のイオンカード専用口座に戻すとなれば、芋ずる方式で、私の金融システムが崩壊していく。
新たなマイド経済圏を構築しようと夢見ていたが、
マネックスとイオン、docomoの中途半端な連携が、かえって、すべての陣営からの撤退を誘発するなんて、想像すらできなかった!!
もっと楽天グループの保有株数を増やした方が良いかもしれない!
注目は、docomoとマネックス証券との協業だ。
今後お客様に最も選ばれる
次世代の資産形成サービスを、
NTTドコモと共同で創出・提供をしていく
予定です。
というけれど、現時点のアナウンス内容は、他社比較で2~3年遅れの感覚。さらに3個の機能連携が、いまだにアナウンスレベルで、みごとなまでに、魅力がない。
①dカードクレカ積立(2024年夏頃 提供開始予定)
これが、dカードGOLD、dポイントクラブランク優遇で最大2%還元程度ならアリ。株主として、他社に流れるのを防ぐため、もう少し期待が持てるアナウンスをして欲しい。『dカードGOLD、dポイントクラブランク等による優遇予定』の記載は最低限でも欲しい。
イオンカードはどうするの?
大型店舗をもつイオン経済圏との密な連携は、株主として非常に魅力的に見えたが、いまだに無策だ。
マネックスは、
「個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートの最良化」に注力するなら、ライフプランニングを提供した上で、
・住宅ローン
・保険
をイオンでカバーできるが、まるで他人事だ。
マネックスカードとの関係も不透明だ。1.1%だから意味があるが、もしdカードが、同じ1.1%としたら、マネックスカードが解約されるだけだから、それぞれ5万円上限など、面倒なことになる可能性が高い。
他の2つは、
②dポイントを利用した投資信託の購入(2024年秋頃 提供開始予定)
③dポイントでの投信保有ポイント付与(2024年秋頃 提供開始予定)
他社の後追い感しかない。現在、他社では期間限定dポイントも使えるサービスもある。この点ぐらい最低限明記して欲しい。
どこにも次世代感はない。1月ならまだしも、よくもこんな内容を5月時点で、出せるものだと思う。
本命のキャリアとの機能連携も裏では進んでいるようだが、判断は、落葉の晩秋まで待つしかなさそうだ。
こんな2番煎じではなく、
イオン、docomoと組んだからこそ可能になるサービスが欲しい。
・イオンとドコモ、マネックスの統合アプリリリース
・WAON、dポイント、マネックスポイント統合
・新設プラチナラウンジ利用特典
(既存イオンラウンジの奥にdocomo、イオン銀行窓口併設の高級ラウンジを作る。資産保有額により利用料金無料)
いくらでも、顧客視点でやるべきことはあると思う。
顧客の期待をこえる機能連携に期待したい。
もしも、年内、現状のアナウンス分で終わってしまい、
キャリアとの機能連携も、ショボい場合、NISA口座は、できるだけ早いタイミングで他社へ移管し、自分の金融システムと通信システムを刷新しようと思う⁉
(参)dカードGOLD年間ご利用額特典
多少使いにくいけれど、交換先は豊富にある。
まとめ
SBIグループは詳しくないが、クレカ積立改悪のような記事も最近見かけた。
こんなことに、いちいち反応するのは本末転倒だ。質素倹約で暮らすのであれば、関係のない世界。
そこで、今回を機に、1つ1つ個別フォローするのではなく、年1回定期的に全体を見直すプロセスを構築しようと思う。
そのためには、
今回の小ネタのような要件を書き出して管理する必要がある。
dポイントクラブも、また改訂され、迷走感が漂う。
やっと「長期利用ありがとう特典」に到達したのに、1回だけ適用されて終わる。寂しい。新設の「d払い特典」、「料金充当特典」により、現状のほぼ無益な制度よりは、よさそうだ。
投資に対する要件定義をしようと思う。
年内の課題とした。
【今日のひとこと】
ええい、必要を論ずるな。どんな卑しい乞食でも、その貧しさのさなかに、なにかよけいなものをもっておる。自然の必要とするものしか許されぬとすれば、人間の生活は畜生同然となろう。
(劇作家 シェイクスピア、リア王のセリフ)
なにが必要か、必要でないかではない。
その投資行動にキラリと輝く何かがあるかどうかで、選択しよう。もし違和感があるなら、不要だ。
読んでいただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、大和ネクスト銀行の応援定期に投資し各種団体を支援します。