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【商品考察】外貨預金 ~外貨の運用モデルを確立! ~

普通預金は以下で整理しましたので、次は外貨預金を整理したいと思います。

外貨預金の口座は、外国株式の配当金の運用や、外国株式売却後の外貨資金が円安になるまでの待機口座として活用できますので、普通預金口座の次に投資資金保管の基盤になります。

普通預金と連携させた外貨預金の口座を整備することで投資の幅が広がり、収益を得るパターンを増やすことができます。

外貨預金とは?

まず外貨預金の基本的な説明については、プロにまかせることにして、イオン銀行が比較的丁寧に記載されていたので参考にしてください。

外貨預金のポイント

外貨預金を保有する上でのポイントを整理してみました。

1)円高/円安
円高、円安の高低が、チャートの円の上下と逆なので慣れないと分かりにくいですが、ドル/円の為替チャートは、株式のチャート同様に考えて、下がった時(円高)、円からのドル買いで、上がった時(円安)、ドルからの円買いです。

2)為替手数料
円から外貨へ、外貨から円へ交換するときにかかる為替手数料は、各社バラバラで5銭ぐらいから1円まで大きな幅があります。銀行系が高い傾向があります。

”銭”は、なじみが薄いですが、外貨取引ではよく登場します。為替手数料1円とか50銭というと非常に安い印象がありますが、そうでもありません。もし為替手数料が往復20銭なら、100ドル/円の時に単に円ー>外貨ー>円と動かすだけで、0.2%マイナスになるということです。

   1円=100銭   
   100円50銭は、105.50と表記します。

各社でよく見かける外貨預金 xx%キャンペーンは、為替手数料を差し引くと得なケースはあまりないので注意が必要です。

3)為替差損の税処理
外貨を円貨に換金して生じた為替差損益は、税法上では雑所得として取り扱われるため、確定申告時に、申告が必要な場合があります。

だだ現実として、外貨普通預金から複数の外国株式や、外貨定期預金に分散させた後、運用を継続した場合、どこまで精緻に為替損益をトラッキングできるかどうかは、私も研究中です。

考え方として、為替差益を出すにしても、他の雑所得を含めて年20万以内に収められるように、小まめに円に戻すのが無難だと思います。正確に評価するには税理士さん等の専門家の支援が必要かもしれません。

このあたりの税処理が難しいので、日本で投資が敬遠される1つの原因ではないでしょうか?!


外貨預金の運用モデルの確立

外貨預金の具体的な米ドルの運用モデルとして、

ここ10年ほどドルでは、73円~120円ぐらいの幅があり予測は難しいですが、105円以下で買い、107円以上で売りとして仮にルールを定めた場合の運用モデル例を書きました。

なかなか個別の株式と円安は連動しないと思いますので、株式を一旦利確した後、外貨預金にプールし為替差益が出るタイミングで、円に戻すモデルです。

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米ドル中期運用モデル
 ①105ドル/円以下でドルを購入する。
 ➁他口座に為替損のあるドル預金があるなら必要に応じてまとめる。
 ③外国株式などで運用しながら、余剰資金は円預金の金利0.1%より高金利の外貨定期預金で運用する。
 ④海外で現地通貨のままで使う。(ソニー銀行、大和ネクスト銀行他)
 ⑤余剰資金は、107ドル/円以上で一旦、円に戻す。

上記の運用モデルは、大和ネクスト銀行の外貨預金口座を想定して書きました。大和ネクスト銀行の為替手数料は片道50銭で高めですが、円から外貨定期預金へ預けた場合のキャンペーン(例:年利7%、1ケ月)などを活用し、一旦、高い金利の定期での利息を得ることで高めの為替手数料の1部をリカバリーすることもできます。

円に戻すときは、外貨送金で為替手数料の安い他行口座へ外貨のまま移す方法もよいかもしれません。外貨送金手数料は、たまに実施しているキャンペーンを活用するのがいいと思います。

大和ネクスト銀行の外貨定期預金は、金利がそこそこ高く(現在:6ケ月金利:0.3%)、プレゼント付きの外貨預金などもあり、個人的には攻めている印象があります。

最近、野村證券のファンドラップに関するレポートの中に為替の長期的なリターンの考え方の記載を見つけました。
短中期的には、大きな振れがあるものの長期的には平均化すると考え、為替のリターンはゼロとして、ポートフォリオを組んでいるそうです。

そういう意味で、もう余生は短いので、
為替変動の利確は小まめに取っていこうと思います。


円普通預金の口座を整備した上で、外国株式、外国債券を運用する為に、外貨預金の運用モデルを確立し好金利、高配当、高収益を目指します。


【今日のひとこと】

1億ドルを1億1千万ドルにすることは誰にでも出来る。100ドルを110ドルにすること、それがビジネスだ。
(実業家:エドガー・ブロンフマン)


読んでいただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、大和ネクスト銀行の応援定期に投資し各種団体を支援します。