新・オッズに謝れ!!!!
「オッズに謝れ!」は関西のお姉さんが語り部に発した一言です。
オープンレイズに何人かコールした状態でBBのプレイヤーが
「オッズコール!」と言ってBBをディフェンスした。
姉さんイライラしてたんでしょうね。
「お前にオッズの何がわかるんじゃ!オッズに謝れ!」と言ったそうです。
こんな状況です。
あと150点出すとフロップが見られるから広くコールをする。
広くってどのくらい広くコールしていますか?カード二枚あればなんでもいいって人もいそうですよね。snowie先生に聞いてみましょう。
スーテッドでは広くコールをしますが弱いAのオフスートは降りた方が良いようです。またポケットペアや二枚のハイカード等では高い頻度で3BETをします。(ポットサイズなのでレイズ額は1650)
大人数で争うポットは大きくなりやすいしポットを取れる確率が低いです。
またポジションもないので大きくレイズをして人数を減らす、出来ればプリフロップで終わらせた方がポットが取れる確率は高くなります。
もしUTGのオープンレイズに他の全員が降りた場合のBBのレンジは
弱いAやオフスートのコネクター等かなり広範囲でコールをします。レイズする頻度は少ないですね。
さてどちらの状況の方がオッズは良さそうですかね?
大人数で争うポットは最初からポットサイズも大きく勝つときも大きいけどベットサイズも大きくなるので中途半端に絡んで大きく取られることもある。自分がベストハンドである確率が低いのでポットを取れることも少ないです。
ボタンのレンジはどうなってるんだ?
UTGのオープンレイズに二人がコールした後のボタンのレンジは
とても狭いですね。
これがUTGのみのオープンだとボタンのレンジはこうなります。
25bbになると?
この状況下でのBBのレンジはこうなります。
やはり高い頻度で3BETをします。
UTGのオープンレイズに全員が降りた場合のBBのレンジは
より広くコールする事が出来ます。
25bb ボタンのオープンレイズに対して
弱いハンドを降りている人が多いですがボタンのオープンレンジもガバガバです。
降りて良いのは92o,72oのみです。
ボタンのガバガバなレンジはこんな感じになります。
トーナメントの実戦的には
上記のレンジはsnowieがチップEVのみを考えて提案しているレンジになります。弱い部分ではEVが低いので実戦的にはその小さなEVの為にリスクを払うなら降りてもいい部分があるかと思います。また想定より狭いレンジの相手には広く守る必要はないです。
そこはセンスで調整して下さい。
まとめ
マルチウェイポットは思っている程はお得じゃない。
参考・オッズに謝れ!!!! 勝率・期待値・SPR・EQR(その0)
オッズを考える時は投資額と回収額を考えましょう。つまりEVです。
一番最初の状況
ここではBBは150のチップを上乗せしたら1400のポットに参加できる。
単純に10回に1回ポットが取れればよい。equity(勝率)だけを考えればどんなハンドでも10%くらいはありそうだ。
でもそのequityが実現できるかどうか考えよう。
もうアクションがなくて150の支払いでショウダウン出来るのであればこの考え方は正しくなる。でも実際にリバーまでアクションを重ねていくことになる。さて期待値がプラスなのかどうか?というのが今回の記事の内容でした。
マルチウェイのポットではたまに大きく取れる事がある。逆に大きく取られる事もある。多くの場合は小さい出費になっている。記憶は偏るもので大きく取れた事ばかりを覚えている。小さな出費については正確な数字を知ろうともしない。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでくれてありがとう。
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