オッズに謝れ！！！！

よく混同して使われていることがある。
エクイティ(勝率)とEV(期待値)
オールインになれば2つの数値は一致するがアクションが残っていれば2つの数値は異なる。
エクイティ(勝率)は簡単に計算できるし計算機もそこらにたくさん落ちています。
期待値とは

ある試行を行ったとき、その結果として得られる数値の平均値のことである。すなわち、試行によって得られる数値Xがx1,x2,x3,,,,,xnであり、それぞれの値を取る確率がp1,p2,p3,,,,,pnとすると
期待値＝x1*p1+x2*p2+x3*p3+........+xn*pnとなる。

よく見かける誤りとしては｢オッズコール！｣といいエクイティを考えている人。
それがオールインであればエクイティ＝EVで問題はない。
その後にアクションが残っている場合はEVを考えなければいけない。
それがオッズになる。
ポットが取れる確率とその大きさ、失う時と併せて考える。
勝率が残っていても降りてしまえばポットは取れない。

例を挙げてみよう
９人のテーブルでブラインドが500-1000A125
エフェクティブスタックが40000(40BB)
MPのプレイヤーが2500のレイズをしてSBまで全員降りた。
自分がBBでコールするには1500が必要だ。
コールするとポットには6125のチップが入る。
1500/6125＝24.48％
これが必要勝率なのか？当然違う。もしエフェクティブスタックが2500でリバーまで見られるのであればそれでいいがポストフロップをしてもっとチップを取られる場合もあるし取れる場合もある。それらの起こる確率を掛け合わせたものがEVになる。
EVがチップ量に影響を与える。

MPのレンジは上位20％でこんな感じ

このレンジに対するエクイティはこんな感じになる。
72oでも27.285％ある。

勝率は満たしているがEVはマイナスになる。
コールの期待値(-335)はマイナスでレイズもマイナスになるので降りることが最も期待値の高い(±0）アクションになる。

EV(期待値)＝Σ(ポットを取れる確率)×(得られるチップの量)
　　　　　　　　　　　　-(ポットを取られる確率)×(失うチップの量)
それぞれの確率や量は計算の仕方もよくわからないので計算結果だけピオソルバーから貰いました。
たくさん取れるときもあるし、ちょっとしか取れないこともある。
逆も同じでたくさん取られる場合もある。
平均を取ったら期待できる損益はマイナスってことになる。

あくまで計算機による結果なのでEVがプラスだからといってそれが正しいプレイになるかっていうと少し違うけど目安として考えれば良いと思います。
EVについては中身を考えることも大事かと思います。
EVの中身については別の記事で書きます。(予定)

余談ですがtwiceしたときの期待値の話。
期待値の和＝和の期待値になるのでしてもしなくても期待値は変わらないです。