自身から生まれるとウヌボレと勘違い


みなさん、勉強してますか?


カットの練習、カラーの練習、パーマの練習、

薬品の勉強、商品の勉強、毛髪理論…


美容師って、勉強すること無限にありますよね?


美容師が大好きで、

「もっと上手くなりたい。」


と、思う向上心はとても大切です。


この気持ちって、学生の頃の部活動にすごく似ていると思うんです。


私は学生時代、バスケットボールをしていました。部活の時間内、練習を一生懸命して、時間外でも居残り練習して、家に帰ってもボールを離さず、寝るときも一緒。ゲームをするときも、バスケのスポーツゲーム。

頭の中がバスケでいっぱいでしたね笑


単純に、

「上手くなりたい」

「勝ちたい」


という、想いだけでやってました。


実はこれ、美容師と学生時代の部活って似てるなって。



ですが、ただ1つだけ絶対的に異なる部分があるのです。



それは、自分が一生懸命練習し、学んだことを発揮する相手

プロなのか?

素人なのか?


ということです。


スポーツの場合、練習した成果が問われるのは試合。

相手も練習して上手くなろうとした人。

いわばプロです。



ですが、

私たち美容師が一生懸命練習し、学んだことを発揮する相手はお客様。


そうです。


美容の素人を相手にするのです。



例えば、

カットのコンテストで優勝した美容師が、売上で優勝(1番)に必ずなりますか?


確かにうまさは必要ですが、それだけでは必ずしも売上1番にはなれないでしょう。


同じ土俵に立っている美容師から見た「うまさ」と、美容素人のお客様から見た「うまさ」は違います。


営業している中で、自分自身が、完璧に仕上げたつもりでもお客様にとって、それが完璧とは限りません。


「このカットはおれにしかできないな」


そんな風に自分のカットに酔いしれ、しまいには自分の技術を理解できないお客様がおかしいなんて思ってしまうことも…


多少荒削りでも、お客様目線に立ち、しっかり向き合って完成させたヘアスタイルがお客様にとって1番なのです。


「あいつなんで下手なのに、あんなに指名客がいるんだ?」



なぜか売れる美容師がいますが、それは、お客様目線に立てているからかもしれません。



技術の練習と勉強は必須です。

ですが、

同時に、自分本位になりがち


お客様目線になれるよう、

自分自身もお客様になってみるのいいかもしれませんね^ ^


ちなみに私は、美容師という立場を公表せず、

「フリーター」と言い切って、ふらっと美容室に髪を切りにいってます。

(相手にはバレているかもしれませんがね笑)


ずーっと同じプロ目線で物事を見るのではなく、
時には、角度を変えてお客様目線になってみること。

技術がうまいのに結果(売上)がついてこない方はぜひ、自分の美容師スタイルを見なおしてみてはいかがでしょうか?

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