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時間割りに”デザイン”が入ることを目指して|国語・算数・理科・デザイン!

3年目の国語・算数・理科・デザイン!のアーカイブ冊子ができました!
毎年厚さが増しており、今年はより一層どっしりした内容になりました。

誰もがデザイナーになる社会をめざして

学校の時間割に、デザイン!が加わえたい。
特別な存在として、デザイナーだけがデザインをするのではなく、
一般教養でありだれもがデザインの知識をもてるような状況を作れたら、
秋田はもっと面白いところになるんじゃないか。

誰もがデザイナーになる社会にする。誰もがデザイナーになったとき、
デザイナーという言葉はなくなるはず。そんな思いがこのプロジェクトにあります。

NPO分野で長く活動していた経験から、国語・算数・理科・デザイン!の取り組み方は似ていると思います。NPOの目指すのは社会課題の解決。課題がなくなれば、NPOは目的を達成したので解散する団体もあります。国語・算数・理科・デザイン!も、誰もがデザイン的思考を身につける環境ができたら、役割を終えるはずです。

時代と共に変わりゆく”デザイン”

では、ここでいう”デザイン”とはなにか。デザインという言葉は広義で、日本では新しく、世界の文脈と異なります。そして、デザインという言葉自身が拡大し続けています。グラフィックなど形になるものからビジネスなど無形のものまで含まれるようになった。日本でデザインを最初に扱った六本木のAXIS Galleryからはじまり、今では地域発のデザイナーが広く認知されるようになった。

デザインという行為には反骨精神が含まれる

戦後復興を経て海外からの影響を受け、経済発展ののちにバブルがはじけ、少子高齢化が進み暮らし方も働き方も政治のあり方も変わった。時代の中で、デザインは社会のアンチテーゼとして、新たな選択肢を提示し、かつ問題提起を続ける存在でもある。私たちが今、描くべき”デザイン”とはなにか。そんなことを思いながら、国語・算数・理科・デザイン!に取り組んでいます。


そんなデザインの変遷や歴史を日々感じ、調べたり学んでいる中で、ちゃんと日本のデザイン史に名を残せる思想がある人に秋田で出会えた気がしたんです。
国語・算数・理科・デザイン!では、この時代に残すべき考え方としての”デザイン”を、学び・教育という分野から目指していきます。いつか、時間割に”デザイン”が扱われるようになり、みんなが社会をデザインするようになることを思い描いて。



PS:
国語・算数・理科・デザイン!のアンケートを募集していました。
お陰様で17名からアンケートにご回答いただきました。
ご協力いただきありがとうございました!


あなたも変わりものね!サポートは町のこどもたちの探究心を育むものに使います。ありがとう!