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動き出すデータドリブン組織の作り方[書籍]

データ・ドリブンやデータ活用に関する書籍も多く読んでいきたいと思っています。

本書では、Tableau BluePrintをベースにデータ・ドリブン組織の作り方を体系的に示しています。
教科書的な書籍なので、手元に置いて迷ったときに読み返す本だと思います。


まずは小さな成功を

現場からエグゼクティブまで理解、賛同を得るためには、小さく始め、小さな成功を少しずつ積み重ねて実績を溜めていくことが重要であることが強調されています。
データ分析基盤の導入、その活用など夢を語りたくなってしまいますが、壮大なことをを考えつつも、まずは素早く成果が出るのはどこか、に焦点をあて、実績をみえる形で訴求していく必要があります。

Vizの見られ方、活用のされ方を意識する

面白かったのが、役職が上がるとビューを見る時間が減る、という記述。こんなこと考えたことはなかったのですが、間違いないと思いました。
より見られるVizを作るには、ビューアがVizを見る時間の長さ、その後の行動を考えることが重要です。

BIツールは投資

BIツールの導入は、費用対効果が見えにくく、導入の意思決定が難しい難点があります。それに対し著者は、BIツールの費用はデータ活用を推進するための投資であるという考え方を意思決定者に訴求する と記述しています。

データの見える化・活用そのものに対する費用対効果が見えにくいというのは、なんとも歯がゆいところです。意思決定者への訴求は必須ですので、ロジカルに費用対効果を訴求できる材料をいくつも持っておくことが大事と思いましたので、今後積み重ねていきたいと思いました。


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