音楽よもや話 〜レコード青春時代編その1(Rare Grooveとの出会い、そしてJAZZ FUNKへ)〜

こんにちは。ベースを弾いたり、曲を作ったりしている大林亮三と申します。

新たな表現の手段を知りたく知人にアドバイスを聞いたところnoteを勧められたので始めてみました。

ただ知人に勧められたから始めたというわけではなく過去に某レコード屋のコラムでレコード屋で働いていた頃の話などを投稿をしたのですが思ってたより楽しかったので、またそういう事を書いたりするのも良いかなと思い始めました。

................................................................................

自分は10代の頃よりレコードが好きだった。SOUL/FUNK/RARE GROOVE/WORLD を中心にハマり渋谷のファイヤー通りにあったDJ MUROさんのお店やdiskunionに通ったりしていた。

いつかの時期には昼間は週5でレコ屋で働き夜はレコード好きが集まる様なナイトイベントにも頻繁に通う様な日々を送っていた。

今でもライフワークの一つとしてRYOZO BANDなんていうリーダーバンドで色んな人達の協力のもと自分のレコードも作ったりしている。

レコードを通して色んな出会いもあり沢山の思い入れがある(´-`).。oO

................................................................................

SOUL/FUNK/JAZZあたりのレコード文化に興味を持つ様になると、よく聞く言葉”RARE GROOVE”。

そもそもこのカルチャー、イギリスのDJノーマン・ジェイを中心に盛り上がった過去の音源をクラブ的観点から再評価しレコードの発掘の熱を上げた文化らしいのだが私自身この言葉と出会ったのは地元藤沢の今は無きCDショップだった。

まだSOULやFUNKという文化に表面的に憧れていた17か18歳頃いつも寄る、そのCDショップにSOUL/RARE GROOVE/JAZZ FUNK特集というコーナーが展開されていた。

覗いたところサイケデリックの雰囲気もする赤と黒の2トーンのジャケット。ビブラフォンを前に柄シャツを着用しスティックを構え写されている黒人らしき男のジャケットに惹かれそのCDを試聴した。

WOODEN GLASS featuring Billy Wooten/Monkey Hips & Rice


衝撃を受けた。

うねるオルガンベースに粘着質のあるバックビートにのる甲高さがありつつもセクシーでブルージーなヴィブラフォンは当時の私に電流をはしらせた。

インストなのに物足りなさは一切感じさせず、興奮のみを私に与えてくれた。

このBILLY WOODENに衝撃を受けRARE GROOVE/JAZZ FUNKという言葉を僕は知るのであった。

................................................................................

手始めに僕は、このジャンルの情報を知るためビリーウッテンの他にDJ MUROさんのBLUE NOTEのMIX CD、またCTIという70年代のJAZZ FUNKの良曲を多数リリースしたレーベルのコンピレーションアルバムを買った。
特にMUROさんのBLUE NOTEのMIX CDの第二弾入っていた、この曲はとても好きだった。

Grant Green / In the middle



なんなのだ、このエキゾチック感のあるフレーズに粘着質のあるグルーヴ!!
そしてミュージシャン達の混沌としたジャム!
Jazz Funk最高〜♪
となり、同じような年代の60年代後半から70年代のBlue Note、Prestige、Groove Merchant、CTI、KuduなどのJazz Labelでなんとなくジャケがそれっぽいやつを買い漁るようになった。

Blue Noteはオンプのラベルのを買えば成功率が高いぞ?!オルガン奏者は比較的にFunkyなのをやってるなー、、ドラマーでバーナードパーディー、レオモリスのクレジットが入ってるとカッコイイのドラマの曲が多いなーとかなんとなくコツもわかり、レコードにドップリはまっていくのであった。
そして、とうとうレコード屋でも働き出し更に世界を広げ、これぞRare Groove!みたいな曲も知って行くのであった。

つづく




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?