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【TST DAY6】テクノベート・ストラテジー⑥

クラスの学び

【テーマ】テクノベート企業と国家
【ケース】日本における民泊サービスと規制改革

ついにこのクラスも最終日。前半の3分の1はケース・ディスカッション。後半3分の2は、受講生全員が3か月間取り組んできた個人課題・レポートをプレゼンし、ディスカッションする内容。

この3ヶ月間、ますます発展していくテクノロジーによって自業界がどのように変化していくのかをかなり考えた。

スマホがガラケーにとって代わり、NOKIAが凋落しAPPLEが市場を席巻した。レンタルビデオ業界で確固たる地位を気づいていたブロックバスターが破綻し、ビデオ配達からオンデマンドにビジネスモデルチェンジしたネットフリックスは業界で確固たる地位を築いている。

ガソリン車が電気自動車に変わり、自動運転が当たり前になった時代ではどんな世の中になっていて、どんなビジネスモデルが生まれ、どの企業が登場し、生き残り、衰退していくんだろうか。

先んじて劇的な変化が起こっている業界のケースを目の当たりにしながら、テック後進業界ともいえる介護業界はどのように変化していくのだろうかとひたすら考えた3か月だった。

介護保険事業を経営していると、業界動向という点では3年に1度の報酬改定が最大の関心事になる。介護保険制度が始まって20年経ち、いくつかのフェーズを経て今に至っているが、介護保険の動向や業界の固定観念に縛られた思考をしていたなと気づけたのが一番の学びだった。

そして、顧客体験を徹底的に考えるということが原点だという気づきがもっとも大きな反省点だったと思う。

最終クラスは民泊のケースで、旅館業界や不動産業界などを巻き込みながら新法設立を目指すという大きなテーマだった。ケースを読みクラスでのディスカッションを通じて、既存の介護保険制度ありきで考えていては、とてもAirbnbのような新しいビジネスモデルを介護業界で起こすことはできないと思った。

この点においては、「デジタルディスラプションによるビジネスの劇的な変化が予想される時代において“何を考えればいいか?”が分かるようになる」というクラスの到達点に、多少近づけたのではないかと思う。

自分(自社)への落とし込み

全6回の個人課題はずっと悶々としていたので、正直レポートも“これでいいのだろうか…”と思いながら、あまり納得いかないままの提出になった。

しかしクラス終了後、レポートにまとめたビジネスプランについて講師から好意的なフィードバックをもらい、かなりテンションがあがった(笑)

レポートの内容は、並行している受けている研究プロジェクトのテーマとも親和性があるので、研プロのビジネスプランとしても考えていってもいいかもしれない。

テクノベート・ストラテジーと研究プロジェクトでの掛け合わせで、何か形にしたい。

介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/