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【PWI DAY4】パワーと影響力④

クラスで最も学んだこと

【テーマ】文化の異なる相手を動かす
【ケース】HP-シスコの業務提携

今回はヒューレット・パッカード社とシスコ社の業務提携を舞台に、文化の異なる相手を動かすというテーマ。

■業務提携
特定の分野に限定をして複数の企業が業務上の協力関係を持つこと。またはその契約をいう。-Wikipediaより引用-

業務提携をしたことがないのであまり想像がつかなかったが、他の企業と協力関係をもつと考えると、一人の利用者さんに様々な介護保険サービス事業者が関わり、年に1回は皆で集まる会議をして援助方針や目標、サービス内容などを確認し決めるのだから、これもある意味業務提携か?とか思いながらクラスを受けた。行政と協働して行う事業などもそうだな。

このような組織間を繋ぐ役割を担う人を「バウンダリー・スパナー」と言う。境界連結者、境界を超える人、組織の風通し役などググると色々和訳が出てくるが、水と油を混ぜ合わせる界面活性剤のような人だろう。

今回のクラスで特に学んだのは、文化の異なる相手(組織)と協力し連携していくためには、「違い」ではなく「共通点」を生み出すことが重要だということ。これは企業間の業務提携といったようなスケールの大きい話に限ったことではなく、部署間、個人間でも活用できる考え方だ。方法論の対立が感情的な対立に繋がることもある。でもやりたいことや大事にしている根っこの部分は意外と同じだったりするものだ。

自分(自社)への引き寄せ

議論をする時、打ち手ベースで対立することがある。Aさんは「〇〇の方法でやるべき!」と言い、Bさんは「いや、××でいくべき!」などだ。いわゆる甲論乙駁ってやつ。

■甲論乙駁(こうろんおつばく)
互いにあれこれ主張して議論がまとまらないこと。甲の人が論ずると、乙の人がそれに反対するというように議論がいろいろと出る意から。

そういう時に、そもそも何を成し遂げたいのか、目的は何なのかに立ち返って考えてみると、「やりたいことは同じなんだよね」となることも多い。

なぜこうしたいんだろう?
なぜ?なぜ?なぜ?と掘り下げ抽象度を高めていくと、どこかで共通点がでてきたりするもんだ。

もちろん、業務提携のような交渉が必要な場面では片方には利益になるが片方には不利益になってしまうというようなこともあるだろう。しかし根っこの思いは同じなんだと分かち合うことで解決できることもあるんだなと思った。そもそも根っこの部分が異なる相手とは組まないほうがいいしね。



介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/