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男のプライド

「男のプライドにかけても家事なんてできるか!」と言う人がいます。

ですが、「男のプライド」などという、誰か他人が作った「男のプライド」にしがみついて、プライドを語るような人にプライドはないと思います。せめて、「男のプライド」を言う前に、「私のプライド」「僕のプライド」と言って欲しいです。

さらに言うと、「プライドを掛けて」やらないのが、何かと思えば…家事。

家族が病気で寝込んでいても、やらないのが男のプライド?
忙しくて手が足りない!という時でも、やらないのが男の沽券?
なんだか文字にすると、「人としてどうよ?」という気も。

とはいえ、どうしても家事をする自分が認められない…という人もいるでしょう。

だったら、「男のプライド」でごまかすのではなく、「どうしても家事をする自分が許せない」と、そう伝えればイイのです。そして、可能であれば、なぜそう思うのか?や、できない理由を話せると、「あぁ、それなら仕方ないね」と賛同してもらえるかもしれません。

そうした時、それはきっと「男の」という言葉が付いてなくても成立する、プライドだったり、沽券だったりするモノだと思います。

プライドや沽券というモノは、きっと一人一人違うモノを指してるんじゃないかと思います。だから「僕のプライド」「オレの沽券」「私のメンツ」でイイと思います。誰かが書いた原稿を棒読みして、さも自分の考えのように言うのではなく、自分なりに考えた「プライド」や「沽券」を、一所懸命伝える方が、きっとステキだと思います。

自分のコトを深く考えたり、考えを伝えたりするのを、「そんなの辛気くさい!」「やってられっか!」「メンドウ!」と思うのなら、チャチャッと家事した方が、よっぽど簡単だと思いますよ。



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