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「NISA 円安に影響」
(要約)
NISAにおける個人での外国株投信の加速が円安を進行させている。一時160円を記録したドル円相場は政府8兆円介入(予想)により150円に押し上げたが、その後じりじりと円安=155円と、進行している。その原因が一服した金利差、貿易収支ではなくNISAでの個人投信が大きく影響していると見る。財務省によれば1〜4月期の投信額は過去最高で4兆円の買越となった。牽引役はオルカンで、資金純流入額が9,000億を越える。個人の外国株式への投資が増えると円を売り、他国通貨を買う動きとなり、円安は進む。

(考察)
これは日本人が国内企業より海外企業の成長を期待/予想している事に他ならない。円安が進むと輸入品価格が上がり、物価上昇により生活はより苦しくなる。対して、国内の大半を占める中小企業、特にグローバル展開していない企業は、内需の冷えから利益は落ち、昇給は難しい。円安を止める鍵は、政府介入でも金利政策でもなく、今後伸びる産業での日本企業の台頭だと思う。日本人が国内企業を信じて投資し、現状の海外投資流出を取り戻す。大手は利益を生み出せる事業を確立させ、海外事業への投資キャッシュを生み出す事。根本的解決は大手日本企業が鍵となる。

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