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曲がる太陽光日本主力産業へ(5/21)

(要約)
曲がる太陽光電池=ペロブスカイト型太陽光電池の普及に向け官民で150団体が協議会を設立し、2040年度の次期エネルギー基本計画の導入量目標の策定〜反映を目指す。ペロブスカイト型太陽光は最新技術で、薄い特性を活かし壁や窓に設置できる。国土の狭い日本に最適な技術であり、積水化学は2025年での販売を目指す。既存太陽光のシリコンに対し、本技術はヨウ素であり、日本産出が多く安定供給できる。開発段階では、既存よりエネルギー交換率や耐久性で優れるという。官民協議会を立ち上げたのは、中国対策である。2000年までは日本シェアが高かった太陽光パネルが中国の安価製品に敗れた苦い経験がある。2050年には既存規模を超える8000万キロワットの市場規模が予想される。

(考察)
脱炭素取組に向けた大きな一歩になる。温暖化対策として再生可能エネルギー活用を増進する一方、需要となる電力使用量は今後増えてくるだろう。EV、AI、ロボティクス、データセンター。ペロブスカイト型太陽光は設置が容易となる為、建物に留まらずEVやスマホへの搭載が期待できる。充電設備だけに頼る事なく、発電を自走させる。それにより社会問題となっている電力不足も解決できる。いち早く協議会を作り価格戦略を確立させたい。ここは事前戦略に加え実用スピードが命だ。中国の安価政策に劣らない、国力を上げる産業へ成長させるゲームチェンジャーになってほしい。

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