今日のニュース

「イオン 今期売上高10兆円へ」
(要約)
イオンが2024年2月期に発表した連結決算では、売上が前年比5%増の9兆5535億、純利益が2.1倍の446億円だった。営業利益の52%を小売部門が占めた。コンビニの退店跡を利用し、コンビニより安くスーパーに近い価格帯の「まいばすけっと」が大きく牽引した。値上げ疲れが蔓延している中、イオンは23年9月にPB計60品目を値下げした。合わせて一流シェフが監修した中高価格帯のPBも展開し、二極化する消費者ニーズに応えた。相対的に安いPBブランドが奏功した。

(考察)
セブン&アイが不採算のスーパーマーケット事業の株を一部売却、IPOを検討するという情報の一方で同事業を展開するイオンが増収増益の実績を報告した。PBは計画的販売が可能な為、コストを抑えられる。またコンセプトである「さあ、ワクワクする方へ」の認知を強化するCMの打ち出し方も価格高騰や多様な社会問題が渦巻く中、消費者に届きやすいコミュニケーション手法だと思った。そんな明るいニュースがあった中、今日の株価は下落した。材料出尽くしの声が上がる。

(メモ)
材料出尽くしとは?
株価は好業績などの情報が出た際に上昇、反対に悪い情報が流れた際に下落するが、どちらにしても株価連動しない場合を材料出尽くしと言う。

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