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MBO過去最高(5/25)

(要約)
流通している株式を経営陣が買い付けて非上場化するMBO(マネジメントバイアウト)を実施する企業が増えている。2023年度におけるMBOの金額は1兆4688億円と前比5倍と過去最高。社数も前比+5社の18社。この18社のうち8社が発表前のPBRが1を下回り、うち5社は0.3〜0.5と低い数値。MBOする企業の理由は中長期での経営ができるという点である。大正製薬やスノーピークが実施しており大正製薬は「短期的や株式市場での評価に捉われない」と声明。一方、MBOのハードルは高い。現株価に上乗せし経営層が買収する為、負担が大きい。経営不振な企業にとってMBOするのかどうか、また非公開化によってどのように効果を生み出していくのかが問われる。

(考察)
経営不振な企業は今後ますます増えていくだろう。理由は「内需減」「円安」「人口減」である。中長期で経済を伸ばす為には政府の人口対策が何より大切になってくる。ただその効果を得られるのはせいぜい20〜30年後であり、現政府関係者達の評価になり得ない。だが真の日本復活に必要な政策である。また日本企業は海外での事業発展を強化しないといけない。輸出業で利益創出、その為には教育内容も切替えるべきだ。語学、金融、デジタル。現状の問題解決に加え、中長期における問題解決にも取り組むべきだ。

(メモ)
PBR・・・株価が割安か割高かを示す数値。目安は1。

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