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たまには、運命のせいにしたっていいよね

今では落ち着いてきたけど、一時期、過去の出来事について本当に良かったのかと悩み、自責して鬱々することが多かった。
そういうネガティブが少し和らいできた頃に、出会った言葉がある。

彼女も今度、結婚するそうですよ。
ですが、知らせを聞いて逆に僕は、救われた気持ちになったんです。
二人に結婚に至る程の強い縁があったのなら、
僕が振られたのも運命だった。
そう思えたからですよ。

アニメ「京都寺町三条のホームズ」より

私は、本当に後悔しないか考えてから結果を出すように心がけとる。それでも、あれでよかったのかと思うことはあるし、情緒不安定な時はさらに鬱々と沈んでいく。

恋愛に関しては、特に自己肯定感の低さが露呈され、基本的には「付き合ってもらっている」とか「私なんかを好きになってくれた」とか、「いつか終わりが来る」というのが前提にある(勝手に思い込んでいる)ものばかりやった。
これを踏まえると、終わりについてはしょうがないと思っているわけで、この言葉を聞いて泣いてしまった自分が、よくわからんくて考えた。

一つは、自分の行いは間違ってないという安堵
正確には、合ってるか合ってないかなんかわからんのやけどね。
自分が別れることによって、彼が本当に合っている人と出会うことで、少なくとも彼は幸せになった。

もう一つは、結婚に至るほどの縁がなかっただけで、自分が悪いとかそういう問題ではないという解釈。
彼と付き合ったことは、間違いやないし、必要やった。別れという結果も、自分だけが悪いわけやない。そこまで好きやなかったとか、そういう事でもない。縁がなかった。

この言葉に出会う前までは、過去の出来事に傷つき、自責し、反省し、次は同じ過ちを繰り返してはいけない、自分は愛情が足りないんやから簡単に付き合ってはいけないと戒めてきた。
やけど、どっかで許しを請いたかったのかもしれん。
このままの自分でいいんやと。

恋愛以外でも、当てはめられるかもしれん。面接や受験に落ちたり、仕事がうまくいかない時とかも。
全てを、自分は悪くないって放り投げるのはよくないけど。
そういう運命やったとか、縁やとか、ちょっとスピリチュアルな感じになってしまうけど、自責の念が強すぎて弱ってしまうぐらいならば、そう思うのもありやと思う。


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涼
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