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5年ぶり2回目 私の出産記録

2024.5.23、2人目となる男児を出産した。
私はもう40歳だ。
年齢もあるし、出産は最後まで何があるか分からないのでSNSでは妊娠のことは書いていなかった。
でも結果今、無事に過ごすことができているので記憶に温度がまだあるうちに今回の私の出産がどんなものだったかをここに記録しておきたい。これから出産をしたい人、出産をする人、出産をした人。その家族。そしてあまり出産とは縁のなさそうな人生を送っている人にも。誰かの役に立つことを願って。

5.17 夕方、35週でおしるしのような出血

予定日まであと1ヶ月以上。流石にまだ出てこないから、作り置きでもしておこうと張り切って夫とたくさんのお肉を買い、キッチンで時折り座りながら料理。7食分くらいの料理について、ようやく下味冷凍を一通り仕込み終えた。これからミスドに行ってホッと一息、お茶でもしよう。その前にトイレに行こう、となった夕方のこと。

血が出てる。

鮮血ではなく、かなり茶色っぽい濁った色の出血だ。驚いた。まさか、これは、もうおしるし?長男の時はこんな感じの出産の始まりだった。おしるしで病院に行って、そのまま陣痛→出産になった。その時の出血と似ているような気がする。違うのは週数だ。長男の時はもう産まれても良い37週に入ってからのおしるしだったが、今はまだ産まれるにしては早い、35週なのだ。もう産まれてしまうのか?ていうか早産になってしまうから予定していた産院では産めなくなってしまうのか?

そんな不安が押し寄せるなか、取り急ぎ通っている産婦人科に電話。すぐに来てくださいということになり、幼稚園に息子がまだいる時間だったけど、一旦息子は幼稚園においたままそのまま急いで病院へ。

病院について先生に一通り話を聞いてもらうと、今産まれるのは早すぎるということで、張り止めの点滴をしてまだ出てこないように措置してもらう。
そしてそのまま、入院に。診断上は、「切迫早産」。安静が第一で点滴をしている時はご飯、トイレ以外は基本横になっていることを求められる。
これに早い週数でなってしまうと、メンタル的にも費用的にもかなりしんどいらしいけど、私の場合はもう産まれても良い日付がすぐ迫っている。それに万が一産まれたとしても診断上ベビーはもう2800グラム程度はあったはずだ。だからまぁ、何とかなるだろうと、割と楽観的な気持ちになる。

張り止めの点滴

5.17 夜〜入院生活スタート

とは言えこの入院はあまりに突然だ。だから大した準備もしないできてしまったし、息子に何も言わないまま来てしまったのが切ない。寂しい思いをしてないだろうか。ママは、と言ってな泣いてないだろうか。ごめんよ、息子。

とりあえず点滴のおかげで出てきそうな気配(お腹の張り)は引いて行った。まずは基本は安静にしていれば大丈夫ということなら、休みをもらったと思ってゆっくり過ごさせてもらおう。

癒しは病院のご飯が豪華だったこと
タコライスも美味でした。病院のご飯は陣痛中の一食以外、全て完食
面会に来てくれた息子と夫。なんとかマタニティフォトが撮れた。点滴もリアルで良い思い出。安静だからダメかもしれないけど。

張り止めの点滴は、副作用のせいで心拍数が上がる。横になっていてもずっとドキドキするものだから、なんだか気持ち的にも追い込まれるようでそれはややしんどかった。あと不便なのが着替えだ。上半身に来ているものを脱ぎ着するときは必ず袖を倒すので、点滴がひっかかり自力では着替えることができない。都度、助産師さんを呼んで手伝ってもらった。彼女達の前では上も下も裸を見せることも全くためらいが起きない安心感がある。そりゃあ赤ちゃんをとってもらってるんだから、当たり前なのかもしれないけど。不思議だけど、若い助産師さんでもまるで母親のようで、すごく助けられる存在だ。本当は産後にもこういう人と気軽に繋がれてたらどれだけ心強いことか、と思う。

しかし寝ているだけというのもなかなか悶々とするものだ。横になってもすることがない。しかも許可が出るまでの2日間はシャワーにも行けなかった。気分転換にと、お見舞いついでに夫に持ってきてもらったものは大人塗り絵や色鉛筆、ノートなど。ほんとうは塗り絵も起きないといけないからダメかもしれないけど、やってしまった。ここで役に立ったのがドライシャンプーと体を拭くシート。スプレータイプのものは頭が冷えるし、良い香りでとても気持ちよかった。お風呂に入れない人にはとても良いと思う。でもその後、何でもない時に使ったら香りが強い!と思ったけど。

あとはオーディブルでダウンロードしてあった本を聞き直した。大好きな草薙龍瞬さんの優しい朗読が心に染みて良かった。

その後許可が降りて入らせてもらった病院のシャワーの快感だったこと。溜まっていた汚れと疲れのせいか、シャワーの水圧が強いからか、毎日清掃のおかげで清潔だからか、過不足ないアメニティのおかげか、全部のせいか、とにかく分からないけど過去イチ「すっきりしたー!しあわせー!」と感じられるシャワータイムだった。こんなにシャワーでありがたく、心地良かったことはないなぁ。

シャワー以外も入院生活は規則正しく、とても快適なものだった。部屋は東向きで明るく、毎朝朝日を浴びて起きることができた。毎日清掃の人が来てくれてゴミを捨ててくれたり床をモップがけしてくれたり。食事は部屋まで上げ膳下げ膳で、一歩も動かなくても豪華なものを準備してくれる。そしてもちろん体調に不安があればすぐに助産師さんが駆けつけてくれる。それに病院の設備にはほとんど過不足がない。家であれば目にしなければならない子供の飽きたおもちゃや、消しゴムのカス、冷蔵庫の中の余った食材、掃除しなければいけない部屋の角のほこりなどが視界に入らないだけで本当に快適だった。過不足ないというのは本当に心地よい。帰ったら部屋の不用品を捨てたいとも思った。安静はやや大変だったが振り返ってみればありがたい5日間だった。

5.22 36週になったため退院

そんな入院生活を経て無事5.22になった。予定通りこの産院で産める36週を迎えたのだ。

予定通りの産院で出産できる週数になった日のアプリ画像

朝に張り止めの点滴を抜いて様子を見て、問題がなければ昼食後に迎えにきてもらって退院できるそうだ。抜いたら抜いたですぐに出産になる可能性も大いにありうる。それは赤ちゃんのタイミング次第だから、誰にも分からないのだ。とりあえず、朝食後の時点では点滴を抜いても急激な体調の変化やお腹の張りは感じられない。このまま退院で、次来る時は出産になるんだろう。そしてその日はけっこう早くやってくるのではないか。そんな予感がした。

この時はまだ息子の方が心配だったので、早く帰って遊んであげたりしたいという気持ちだった。予定通り午後、清算を済ましてから夫に来てもらい退院すると久しぶりの外の空気が嬉しかった。ちなみに入院の金額も思ったほどではなくて安心した。数日でも入院ってするとこんな気持ちになるんだな、長期の人は本当にしんどいだろうなと思った。近くのドラッグストアで自分へのご褒美?にと化粧品とヘアケア用品を買って帰宅。買い物ができるだけで、歩いて選ぶ自由を感じられて、嬉しかった。帰って息子に会えた時はなんだか数日のうちにお兄さんぽくなってどこか成長していたように感じた。それに数日別室で寝ただけなのに少しだけいつもより距離を感じる気がした。その距離は嬉しさと寂しさと照れと新鮮さが微妙に混じった言葉をつけられない感情だった。

5.23夜 またも出血で、病院へ

久しぶりに帰ってきたので今日は息子と寝よう、とたくさんおしゃべりを楽しんだあと布団に入り横になってから数時間。息子の寝顔を隣に見ながらも興奮のせいなのかなかなか寝付けないのでトイレに行くと、またも出血が。今度は鮮血だ。時刻は10時をすぎていた。

産院は24時間対応してくれるのでまたも電話。「今日退院したモノですが」と名前を言ったら担当の人が覚えていてくれた。「今出血しました」と伝えるとやはり、また来てくださいとのこと。

今度こそ産まれるんだな。

そう思った。それにしても思った以上に早い展開だ。寝ている息子に心の中で詫びながら車に乗せ、入院に必要なものをまとめる。大きなお腹を抱えた妊婦が若干もうろうとした意識の元でいそいそと家を出る。きっとここに次に帰ってくる時はベビーも一緒だ。出産が始まる興奮、期待。陣痛への恐怖。2度目だけどどんなもんだったけ。ベビーに会える喜び。色々な感情と思考がまじって落ち着かない。けど、もう、行くしかない。何とかなるだろう。あぁ、でもやっぱり痛いのは怖い。このループだ。思考のループが続いていても夫の運転する車は進んでいく。息子を義実家に預けたあと、産院に向かう。時間は過ぎて病院に着く。

検査をしてもらうとまだ陣痛は弱く、すぐに産まれる気配はないが、陣痛はいつ始まっても不思議ではないとのこと。しかしこのもま陣痛が消えてしまう可能性もあるとこのこと。そのため夫は一旦帰宅することになった。出産には立ち会うため、いつでも携帯に出れる状態にして寝てもらうようにお願いした。

またも点滴。今度はベビーのための抗生剤

1人目の出産ではかかった時間が9時間だったことを助産師さんに告げるとその半分くらいで産まれるでしょうとのこと。時間が短いなら何となく楽に終わる気がする。とりあえずその夜は普通に寝ることができた。

5.23朝 陣痛らしきものが始まる

その次の日の早朝、お腹が貼って腰も痛いような気がする。あ、これはついにきたのか。それとも気のせいなのか。微妙に確信が持てない。自分で判断しきれないので、ナースコールをする。ナースコールって病院なんだからして良いはずなんだけど「こんなんで押して良いのかな」っていう感覚はなかなか消えない。

「お腹が痛い気がします…」そう言って計測してもらうと、弱ーい陣痛が始まっているらしい。とは言えすぐには産まれないから、朝ごはんでも食べてから旦那さんにも来てもらいましょう、とのこと。そして朝6:45夫に電話してその旨を告げる。起きなかったらどうしようかと思ったけど数コールで出た。起きたので良かった。それに少しは寝れていた様なのでよかった。

5.23 7:30ごろ、痛みが強まる

夫が到着すると、もう明らかな痛みとして認識できる陣痛が始まっていた。普通に寝てられない。出してくれた朝食も食べられそうな気配がない。フルーツとヨーグルトだけ食べてあとは残してしまった。

まともに食べられなかった朝食

陣痛の波がやってきた時は、四つん這いで腰をくるくる回したくなる。マタニティヨガでやるヒップサークルの動きを自然にやっていた。

これをやってると痛みが少し緩和される気がした。その姿を助産師さんが見ると、「良い感じだね」と言ってくれた。良い感じとはどういうことなのかと思わず聞いてしまったが、陣痛が進みそう、という意味らしい。それなら良かった。
夫には1人目の時と同じように腰を押してもらった。陣痛の痛みが分散されるように、最初はさするだけだったが、痛みが増すに比例して、かなり強めに腰を押してもらっていた。もっと?!(こんなに強く押していいの?)」というリアクションだったと思う。

5.23 なかなか破水しないけど、いざ分娩室へ

1人目と違ったのはなかなか破水しなかったことだ。けっこう、赤ちゃんが降りてきているとのことだったが、破水してくれないせいなのか、1人目より痛みが強い気がする。痛みに黙っていられず「あーーーーー」とか声が自然に出てしまう。そして、暑い。全身から汗が出て来て、借りている出産時専用のウェアがべっとり肌に付く感覚がとても気持ち悪い。しかしなぜかうちわで仰いでもらうと寒い。エアコンを強めてもらっても寒い。感染対策で必要なビニールのシートが肌に触れる感覚がとても気持ち悪い。ワガママばかりで本当に申し訳ないと思いつつ、痛みのたびに叫んでしまう。あぁ、痛すぎて、涙が出てきた。あぁ、この痛みはまだ続くのだろうか。早く終わらせたい。

そんなこんなで痛みのスパイラルをなんとか進んでいくと、助産師さんから「いきんでみましょう!」とのこと。旦那さんは手でも握ってあげて、と言われたが、ただでさえ暑いのに暖かい夫の手を握る気にはとてもなれず、きっぱりと断った。笑
先生も来てくれて、とりあえず力を込めていきんでみる。いきみながら「わぁーーー」と声を出してしまった。「声を出したら力が逃げちゃうからもったいないですよ」とアドバイスを受け、今度は息を止めて「クッ…!」と下腹部に力をこめる。「もう一回!」との声でもう一度いきむと、にゅるんとした大きなものが身体から出ていく感覚が。おめでとうございます、の声が聞こえた。あー、良かった。無事に大仕事を何とか乗り越えた。

2890g。無事に産まれてきてくれてありがとう

感動とかではなく、とりあえず無事に終わって良かった…が正直な感想だった。1人目より、明らかにしんどい2人目の出産だった。確かに予想通り分娩にかかった時間は5:43で1人目の半分くらいではあったが、その分痛みの濃度が増していた気がする。しかし、こうした振り返り文字にすることができるようになった今は、これから出産を迎える人に言えることとすれば「まぁ、なんとかなる」の一言に集約されてしまうから不思議なものだ。痛みは一時的なので、必ず耐えられるし、そこから何かを得られるようになっていると思う。
必要な諸々の処置を終えてベビーを抱っこさせてもらった。あまりにも小さくてか弱い。こんなに新生児って小さかったんだなぁ。そうだ、5年前もこんな感じの小さいベビーを抱っこしたなぁというのを思い出さずにいられなかった。長男は100gちょっと重かったけど、そんなのは誤差のうちだろう。もう2度と産まれたての新生児を抱くことはないだろうから、その温度や皮膚の感触、やわらかさ、もろさ、においをたくさん味わってなるべく記憶に残したいと思った。本当に新生児の皮膚はうっすい桃の皮を3分の一くらいにしたみたいな、繊細で簡単にちぎれてしまいそうな、でも触るととっても気持ち良い質感だ。これは、きっと毎日変わっていき今の感触は今だけのものなんだな。なんだかこの時を振り返って、これを書いている今の方がじんわりした気持ちになってくる。

36週で早産のため、体温管理が出来にくい可能性があるとのことでベビーキャップを与えられました。かわいい。

妊娠、出産は奇跡だということ

世の中には色々な状況の人がいて、妊娠したくても出来ない人、妊娠しても出産に至らない人も沢山いる。そうした人たちは本当に言葉にできない辛さを抱えていると思う。だから私が今回も無事に出産まだ至れたことは、やっぱり奇跡だと思っている。私たちは絶対に2人目が欲しいと思っていたわけではなく、来てくれたらラッキーという感覚だったので、やはりこの子の方から私たちを選んで来てくれたように感じている。
親だったらこの時はみんなきっと「健康で無事に産まれてきてくれること」が最大の共通の願いだろう。そうであるならば、大人だって昔誰かのお腹から産まれた元赤ちゃんであるわけで、無事に健康で生きているだけで本当はとてつもなくすごいこと、一人一人が尊い命を持っているに決まっている。しかし、日々のTodoに追われているとなかなかそうした「みんな生きているだけで尊い」という感覚はすっぽり抜けてしまう。一時的にでもその感情を思い出すために、出産には強烈な痛みが伴うようになっているのかもしれない。きっと私自身もまたすぐに忘れてしまいそうなその感覚を忘れないために、私はこのことを文章にしたくなったのかもしれない。人間はみんな、元赤ちゃん。生きているだけで尊い。私も、あなたも。生きていてくれてありがとう。こんな忘れかけていた本来自分の中にあった暖かさに触れ直せた気がした。

よく来た!一緒に楽しくやっていこうね
ほぉー、っていう顔をする時がある。かわいい。

産後の大変なこと

出産レポはここで終了だが、産後にも女性の身体はものすごい変化が起きて負担が大きい。出産前は出産が終わりと思ってしまいがちだが、終わった後もいろいろ大変なことだらけなので、私のことを書いておく。かなり赤裸々に症状も書いたので、リアルなのが苦手な人は読まない方が良い。

まず、出産当日。1人目もそうだったがハイになっていて眠れない。疲れているはずなのに、全然眠れないから困りものだ。しかしこれは2日目以降は落ち着いてくる。

そして、むくみ。1人目の時はそんなに気にならなかった気がするが今回は酷かった。パンパンでゾウの足みないになった。

足首がない!

出産で一気に血液を失った体が、水分を溜め込もうとする働きのせいらしい。しかし幸いなことにこれは数日で引いた。ちなみに氷入りの冷たいモノを飲んでいた時が1番ひどかったので、冷たいモノは控えるべきだった。

あとは、痔。正直に書くけど1人目の時も、今回も痔になった…。いきみかたが悪いのか、何だか知らないけど痔のせいで椅子に座るのも痛いものだからなかなかのストレスだ。これも、クスリを処方してもらい、幸いなことに現在はかなり良くなった。

そして、みんな違うけどきっと悩みがないママはいないであろうことが母乳、おっぱいのことだ。私は幸いなことに多く母乳が出るタイプで、与える分は困らない。だがおっぱいが張りすぎて熱を持ってしまうのだ。これが、熱くて痛い。病院では専用の保冷剤を借りて胸を冷やしたりした。冷えると少し落ち着く。そして母乳が溜まりすぎるとカチカチに硬くなり岩のようになってしまう。うまく赤ちゃんに必要な量と母乳の作られる量のバランスが取れて軌道に乗ってくれば、こうした痛みやトラブルなどは減っていくらしい。今は少しずつ良くなってきているとは思う。

そして、ワキにはボコっとしたコブのような副乳ができていた。これは妊娠中からそうだった。

ヒトは哺乳類なので、乳腺のあるワキ〜胸にかけて、こういうものができることもあるらしい。これは基本、せいぜい冷やすぐらいで対処法がない。なかなか自分を哺乳類として意識することはないので新鮮な気づきを与えてくれたとポジティブに解釈することも出来なくはないが、擦れると痛いし、洗うのに触れるのも怖いし、汗が出ると匂いもいつもより強い気がする。やはりない方が良いとは思う。これも今は少し落ち着いたが、やはり副乳は消えていない。

これが主に産後2週間くらいまでの身体の変化、トラブルなどだ。この症状はみんな違うが、病院にいるうちはどんな些細なことも絶対に助産師さんに聞いてみた方が良い。家に帰ったら育児そして家事が優先になってしまいどうしても自分のことは後回しになりがちだ。けど、まずママが健康で元気で快適であることが本当は最優先した方が良いはずなのだ。それには頼れるうちに頼れる人を頼るのは本当に大切だ。こうした意識を持てるようになったのは2人目からだけど、1人目の人にも是非参考にしてもらえたら嬉しいと思う。

産後ケア入院

自分を優先すべきと書いたが、この文章を書いているまさに今は、産後ケア入院で自分を優先させてもらいる。産後ケアというのは産後の様々な負担をケアするためにある制度で、自治体が費用を補助してくれる。病院に赤ちゃんと入院(日帰りもある)し、ママが休んだり、育児の不安をサポートしてくれるための何とも有難い制度だ。自費だと一泊二日2万円以上かかる入院が、補助が出ると1日あたり3千円で利用することができる。申請さえすれば割と通るようなので、利用できる環境にあるなら遠慮せず使った方がいい。産後にケアが必要でない人なんて、おそらくほぼいないのだから。1人目は「私なんかが使っちゃダメだよな、夫もいるんだし」と思って使うことなんて考えなかった制度だが、疲れているのには変わらない。頼れるうちに頼ろうと思えるようになったのは自分の中では少し成長だと思っている。ここに来れたおかげでこの文章をまとめることができたのも良かった。

さいごに

ということで、これからの育児は、自分を大切にしながら、頼れる人にはたくさん頼りながら。笑顔でいられる時間を増やせるよう、楽しんで行きたいと思う。育児方法を読み漁るのは趣味だけど、結論、大人達がハッピーにやってくことが最重要だと思っている。

うちの歳の差ブラザーズ。仲良く育ってくれたらいいな

この人たちがいるだけで奇跡。みんなありがとう。読んでくれたあなたがいることも奇跡。ありがとう。そんなわけで、私たち家族は1人メンバーが増えました。これからもよろしくお願いします。

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