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2か月の留学経験を経て


はじめに

お待たせしました。
いや、お待たせしすぎたのかもしれません。

遅れましたが、無事3月に大学を卒業することができました!
※大学生活の振り返りについての記事はまた、別の機会に公開します。

本来であれば、4月~就職のはずですが、8月入社ということが決まったので、モントリオールへ2か月間、留学に行ってました!
そこで、今回は留学に行くまでの話や学んだことについて、まとめてみました!
ぜひ、ご覧ください!!

留学に行くまでの話

留学に行くまで、自分は高校時代からずっと英語が好きで、大学生活の中でもTOEICを何度も受験したり、英会話を行ったりしていたので、比較的に英語はできる方だったし、拒絶することも無かったです。

また、留学も行ってみたい気持ちはあるものの、金銭的な面と時間的な面(留学以上にやりたいことがあった)から大学生活の中では留学しようと思っていませんでした。
しかし、今年の1月に入社が8月だということが伝えられ、せっかく時間ができたので留学に行こうと決意しました。

決意したのは良いものの、その頃の自分は留学に行ける程の貯金がありませんでした。
また、ネットで検索し、エージェントの方からお話を聞いて驚いたこととしては、想像以上にお金がかかる!!
結局、両親からお金を貸してもらい、行くことにしました。

ここで感じたのは、『長期留学している人はどんな金持ちなんだ!』ということです。全て両親に払ってもらっている人に対して、羨ましさしかないです。
ただ、こういった貧困的な要素があるからこそ、人間は頑張ろうと思えるし、苦労した人間の方が数百倍、人間的に面白い。
とにかく、資金的な面では問題が解決できたので、いざ準備に!

行き先は、できるだけお金が安くて、日本人が少ない環境を探していました。当初、カナダは日本人が多いと聞いていたので、避けていました。
しかし、エージェントの話を聞くと、
『日本人が少ない場所で言うと、モントリオールが良いですよ』と言われ、金銭的なところも比較的安かったため、モントリオールへ留学することに決定しました!

留学を通じて学んだこと

ここからは3点、この約2か月で学んだことについて記載したいと思います!

1.新しいことへ挑戦する姿勢

1点目は、新しいことに挑戦する姿勢についてです。
留学中、語学学校に通っていました。
そこでは、自分のような日本人はもちろんのこと、他の国からも沢山の人が居ました。中には、既に主婦であり、家庭の都合でこちらに引っ越してきたという人も多数いました。

国籍も年齢も何もかも違う。そんな環境の中で、英語をができるようになりたいという目標だけは唯一、全員が同じ。そこに年齢も国籍も関係なく、新しことに挑戦する。
その中でも、1つ印象に残ったエピソードがあります。

語学学校のクラスに日本人女性の方が居ました。
こういっては失礼ですが、どう考えてもおばあちゃんみたいな人でした。
先生から年齢について尋ねられると、なんと73歳とのことでした。

話を聞いてみると、今までずっと行ってみたかったが、女性であることや家庭のこともあって行く機会が無かったとのこと。
しかし、後悔したくないという想いから73歳という年齢ではあるものの、留学を決意したとのことでした。

このエピソードから、『何歳になっても新しいことへ挑戦することはできる』ということを改めて痛感させられました。

2.外国の方の学びに対する姿勢

2点目は、外国の方の学びに対する姿勢についてです。

英語力向上のため、毎週水曜日に言語交換会へ行ってました。
これは、英語を勉強したい日本人と日本語を勉強したい現地人で交流する場所です。
ここで衝撃を受けたのが、皆とても日本語が上手!笑
どこで勉強したの?と聞くと、
『アニメを見て覚えた』や『漫画を読んで覚えた』など、多種多様でした。

ここで感じたこととしては、なぜ外国の方はアニメを見てから学ぼうと思うのかということ。
聞いても、『何となく』と答える人が多数でした。
しかし、日本では英語を勉強する理由として、
『就職で必要だから』『受験で必要だから』『昇進で必要だから』など、
あくまで英語を手段として利用しているに過ぎないということです。

しかも、日本語は正直日本以外で利用することのできない言語であるため、そこまで役に立つとは思えません笑。
それにも関わらず、積極的に言語交換に参加し、日本語を勉強している人が多数いました。

日本人でも洋画を見ることや洋楽を聞くことはあるはず。だからと言って、英語を勉強しようとする人は圧倒的少数派であることが現状です。
このようなちょっとした動機で学習しようという人が日本では少ないな、と感じました。

また、語学学校においても皆が積極的に意見を出し、間違いを気にする人が一切いないことも印象に残りました。
間違えても良いから、とにかく発言する。積極的に発言することで、理解力の深さに違いがあると思います。

日本では、授業中に間違った発言をすると恥ずかしくなるので、誰も答えたがらない人が多い。
しかし、その姿勢では理解の深さが他の人と比較して浅くなってしまう。
それも言語習得までの時間の長さに起因しているのではないかと思いました。

これらの経験から、外国の方のように興味のあることに対してとりあえず行動してみる姿勢と積極的に自分から発言し、間違いを気にしない姿勢を見習いたいです!

3.英語教育について

最後は、日本の英語教育についてです。

日本では、ReadingとWrtingを中心として、中学校~高校まで英語を学習することが基本です。
しかし、海外に行ってから大切な能力はListeningとSpeakingであり、実践的な英語を学校では教えていないというのが現状です。

例えば、大学受験で言うと、私の時代は長文読解と文法問題が基本的であり、私立大学の場合はリスニングすら出題されることはありませんでした。

学歴社会である以上、大学受験の問題傾向を変えない限り、生徒たちは無駄な勉強をしたくないため、いつまでたってもListeningとSpeakingの能力は向上せず、ただ単に英語を読むことだけできる人材が沢山輩出されることになってしまうことになります。

もちろん、基礎として長文読解や文法も必要だと自分は思っています。
しかし、それだけに注力してしまっていることが問題だと思っています。

また、日本人はテスト対策の勉強は得意だが、実践的な勉強は不得意であるように感じます。
受験勉強や資格勉強などがテスト対策の勉強に当てはまるかと思います。
自分はまさにそのタイプであり、一応TOEICは885点あるものの、海外では全く役に立ちませんでした!笑
それは、TOEIC対策の英語を勉強しているからであり、実践的な英語力が全く備わっていなかったのです。

そのため、今後は一旦、基礎的な英語力を向上させたいなと思っています。そして、いずれは日本の英語教育を変革させられるような取り組みができたら良いなと思っています。

最後に

以上の3点が、約2か月の留学で学んだことになります。
これ以外にも普段の生活での価値観の違いや考え方など、学ぶことは沢山あり、自分の人生にとってかけがえのない経験になったと思っています。

この経験を活かして、社会人になった後も沢山の挑戦をし、沢山失敗し、沢山学び続けていきたいと思います!!

オールドポートからの景色


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