理想のクラブとは?
本日は私たちがメインとなって運営していくにあたり、来シーズンのクラブの目標を決めるための時間が設けられた。
クラブ目標を決めるためのヒントとして、以前同じ地域リーグにいた松本山雅とAC長野パルセイロに焦点を当てた「クラシコ」というドキュメンタリー映画を皆で視聴した。
その映画では同じ県に属し、歴史的にも因縁がある両チームの選手、フロントスタッフ、ファン・サポーターがJFLに昇格するため、いろいろな思いを語っていたり、そのために活動しているところを見たのだが
正直山雅や長野と根本的に違う点があるので参考にならないなと感じた。
両チームは長野にJクラブを!
と地域と一体となって頑張るからこそファン・サポーターができてさらに盛り上がるから成り立っている。
しかしJAPANサッカーカレッジはあくまで学校であってクラブではない。
選手もフロントスタッフも大体が学生で、全国からやってきて2〜4年で居なくなることが確定している。
そんな毎年変わるチームに私としては全く魅力を感じない。
しかし一人の先生は
クラブとして地域の方々に愛されるクラブ、必要とされるクラブ、半公共のクラブとして活動していかなければならないと力説されていた。
しかしどんなに地域の子供達にサッカーを教えに行っても、地域の清掃活動をしても、地域のイベントに参加をしても
地域の方々からしたらクラブの活動ではなく「学生」の活動としか捉えられていないと思う。
映画は約10年前の物で
JAPANサッカーカレッジに乗り込んできた山雅のサポの映像が流れていたが、正直ホームの観客数が今とそんなに変わらないように見受けられた。
先生は自慢げに「俺の名前がエンドロールに流れてる」なんて言っていたが、自慢できることではない。
10年前と今が変わっていないのである。
その頃から恐らく先生は同じことを言っている。
10年間地域活動をやってもファン・サポーター数が変わっていないということはやはり地域の方々はあくまでもJAPANサッカーカレッジは学校であってクラブではないのだなと思う。
理想のクラブをこの学校で考えるのは難しいなと改めて思います。
では。
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