見出し画像

わたしは予定外がきらいだ。

どうにもこうにも。

わかったことがある。
わたしは予定外のことが苦手、らしい。

わたしは朝起きて会社に行き
その日1日のスケジュールを立てる。
そこには何時になにをして
何を終わらせている状態にするかというモノだ。
それを決めたらほぼ終わったも同然のような
気持ちになる。なにせあとは粛々とやるだけで
いいからだ。わたしはそうやって一日を消化している。

少し話がそれるが、
わたしは流動的な予定が好きではないらしい。
というより、極端に嫌う傾向にある。
どういうことかと言うと、
Aという予定が17時からあったとする。
その後にさらに予定が18時から入っている。
すると、わたしは17時の予定が遅れるかもしれないということでリスケする。つまり翌日以降に伸ばせないか協議するのだ。
それで翌日以降にリスケできればまだいい。
オールオッケー問題ない。
だが、ここでひとつねじれクイズ。

18時からの予定がそもそも翌日以降だった場合は?

つまりどういうことかと言うと
18時の予定はわたしが組んだ架空の予定だ。
つまり、本来は来週なのだが
どうしても間に合わないことが分かった。
そして、無理やり予定を1週間早めたい。
できれば今日の18時に。

しかし、しかしである。
17時からの予定はリスケできない。
これが何時に終わるのかわからない。
17時30分に終われればもしかすると
18時に予定を入れられるのだが。
それが17時30分に終わるのかどうか
やってみないと分からない。

ここまで読み進めて
理解して貰えただろうか?

つまり、17時の予定が予定よりも早く終わったときにのみ、18時からの予定を組むことが出来る。だが、18時の予定は、仮の予定だ。わたしが勝手に組んだもので、アポをとったわけではない。ただ、勝算はあった。当初のアポでは18時がいいと先方がゆっていたのだ。しかしそれをわたしは17時からのアポを理由に固辞したのである。そのため、もしも、17時のアポが早く終わったのであれば、早く終わったので今日行っても?という聞き方が成立するのだ。だが、ここには、17時のアポが早く終わらなくてはならない。上に、18時のアポを17時のアポが終わったあとに取らなくてはならないというある意味でリスキーなプランなのである。ただ、そのリスクを取ってでもわたしは今日の18時に行きたかった。その理由は、来週の水曜日では間に合わないとわかったからだ。ここについては、話の流れで何となく、来週でアポを取ってしまったわたしに原因があるのだが。ここで、昨日わたしが話した優柔不断な気質が出てくる。来週でと言ったわたしを忘れたフリをしてシレッと今日の行きたいのですがと半ば強引にことを進めようと言うのだから。

何度も言うが、わたしは、予定外のことが苦手らしいと今日、思い知った。痛感した。
それは自分にとっては予定外ではないし、むしろ理想のスケジュールなのだが、アポが相手がある事である以上、相手にとっては予定外となってしまう。その私以外の誰かの予定外ですら、わたしはとんでもなく苦手らしい。それも、手足が震えて冷や汗が出てきてしまうくらいの強烈な苦手意識だ。

わたしの予定外について。
予定された予定を粛々と進めたい人である。
朝の段階でその日の動きを決めて
あとはそれをいかに短時間で効率よく進めるか
というゲームを楽しむわたしです。

それなのに。わたしときたら優柔不断なのだ。
17時のアポで終わるところを、18時のアポを
入れることが出来ればさらによりよい一日に
なるのではないか?と気づいてしまった。
この事実をすっぱり諦めるか
それか腹を括って決め込むかできないのが
優柔不断のなせる技。わたしはその2つの事象を
天秤に掛け、なるべくわたしの理想でおわるよう
あらゆる頭を総動員して、効率よく進めた。
おかげで17時のアポは多少もたつきながらも
予定時間の半分で済ますことが出来たので
そのまま18時のアポをとる。時間は17時40分だった。グーグルマップでおよそ18分の場所(こういうグーグルカレンダーの住所は必ず入れておくわたしです。だってその場で焦りたくないもの)である。間に合う。ただし先方が予定をあけてくれれば、の話ではあるが。コール。でない。忙しいのかな?それでも立ち止まっていると間に合わない。自動車を走らせながら、目的地へ向かう。まだアポはとれていない。10分ほど経ってから再びコール。…でた!驚いていた様子が伝わる。申し訳ない気持ち。それでも18時に来てくれる。やった。すぐさま向かう。準備をして車から降り現場へ向かう。そこで対面。資料を渡して……あれ?ない。どこだ?!車の中だ。しまった。取りに行ってきます。あ、車の鍵をわすれた。あたふた。もう一度行ってきます。あわわ。わたしはこういうことをしでかす奴だ。肝心な時に。……あった。すぐさま引き返す。そして商談。先方は迷惑そうにしながらも私の話を一応納得してくれて(初面談なのに)、成約となった。わたしは嬉しさよりも、心臓がバクバクで、手も足も震えていた。なんなら、階段から落ちそうになったし、ものの10分程度の商談(すぐに生徒が来たので)だったのだけれど、わたしは自動車に戻ってからもおかしな感覚に襲われた。それはちゃんとケータイ忘れてないかなとか、書類の記述に不備ないかなとか、大きな忘れ物はないかなとかそういう類のものだ。

なにせ、急いで事を進めると、例えば集金でお金だけ貰って、領収書の控えを渡し忘れてまた戻るわたしです、もうこれは病気じゃないかと本気で思ったりする。発達障害とか。そういうやつ。
そういう不安とか恐怖とか、優柔不断のわたしは
ふたつの選択肢が決まりきらない状況に追いやられると大抵が変なミスを冒す。病気かもしれないと思う理由は、そのパターンがもはや10回中10回そうなると確信してしまっているからだ。ここに、私の中の予定外への恐怖の最大の理由が存在する。わたしは予定外を極力避けねばならない。

結論。わたしは予定外が嫌いだ。今日みたいな自分で決めた予定外ですら。パニックになるのだ。頭の中であれはあれで良かったのかという無限の自問自答が始まってしまうととたんにわたしは身動きが、取れなくなってしまう。もしかすると、これは病気というよりは、トラウマなのかもしれないと今これを書いていて思ったりもする。

トラウマ。私が社会人デビューして最初に勤めた編集プロダクション時代。わたしはあらゆる予定外に襲われ、その度に自分でも信じられないほどのミスを何度も繰り返し、そのたびにド叱られた。とことん怒られ、帰ることも許されず、会社に何日も缶詰になった。それは誰のせいでもなく私のせいであり、誰も擁護する人はいなかった。私が悪い。これは罰である。罰を受けるに当然の結果である。そんな強迫観念がわたしを怯えさす。もう18年も前のことなのに。

メンタルヘルスケアにはデトックスが必要である。吐き出す場所がなければならない。そうでなければ自己否定の無限ループに落ちてしまう。そうならないための精神安定剤。それがこのnoteなのだ。

ねえ。わたし、頑張ったよ。
体が震えて怖かったよ。
それでも、トラウマに勝てたのは
わたしが成長した証かな。

MUSICAでした...♪*゚

怖いものはなんですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も、机の中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それよりもふと踊りませんか?
夢の中へ。夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

わたしの心に
いつも響く歌「夢の中へ」

今日はつかれた。

※copyright (C) 2010 - 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

サポートいただけるかた、大募集です! 知りたいこと、ありませんか? わたしでよければ素敵なコトバを贈ります♪