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夜空のひこうき雲(9)

この前、散骨に行ったよ
綺麗な白い粉が舞ってキラキラ光ってた

少しづつ、君が違う世界で生きる自立を助けていかなくちゃね
せっかく、この世界の肉体を棄て、自由になれたのに
私がいつまでも、縛っていてはいけないね

私と君は親子だ
これは紛れもない事実で
触れ合う事も、笑い合う事もできなくなってしまったけれど
でも、確かに存在しあっていた

この手紙がいつか
そっちの世界に生きる君に届けばと願い
書き続けたいと思う

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