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夜空のひこうき雲(13)

周りの子育てについての話しや、悩みを聞くと
つい、自分と比べてしまう
「自分はどうだったのか」「君にとってはどうだったのか」
それは、どうしても反省から後悔に繋がり、
悲しみの底へと引き摺り込まれてしまう。

いくら反省しても、後悔しても、悲しんでも、泣いても、喚いても
君が戻ることはないし、現れることもない。
君がいないというリアルを頭で理解しながら、
悲しみを抱える心がある
子育ての話しを聞きながら、頭でアドバイスし、
自分との比較で生まれた悲しみに引きずられないようにしている心がある

自分の中に何人もの人格があるような錯覚に陥る
それでも精神を保っていかなければならない

君ともっとケンカしたかった。
君と居酒屋に行きたかった。
君とサイクリングに行きたかった。
君と夜の散歩したかった。
君のちっぽけなケガで心配したかった。

流れる涙は、そんな私のしょうもないワガママが叶えられなかったからだろう

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